先月末、WBA・WBO・リング誌認定のミニマム級王者オスカー・コリャソは、メキシコ・カンクンで行われた試合でエドウィン・カノを5ラウンドで圧倒し、タイトルを防衛した。
そして本日、母国プエルトリコのビジャルバで開催された特別な式典において、地元の人々が彼の偉業を称え、WBO会長グスタボ・オリビエリが、5度の防衛成功を記念するWBOリングを授与した。
同席したのは、WBO王座を獲得したばかりのキーショーン・デイビスと、最近WBO世界ジュニアフライ級王座を獲得したレネ・サンティアゴ。さらに、元WBO王者のイバン・カルデロン、ネルソン・ディエッパ、アレックス・サンチェスも出席した。
「最初から応援してくれた皆さんに感謝したい」と、コリャソはスピーチで語った。「この素晴らしいリングを贈ってくれたWBOにも、最初からずっと支えてくれていることに感謝する。
若い人たちには、僕を“最高のボクサー”としてではなく、“ひとつのインスピレーション”として見てほしい。夢は叶えることができる。どこから来たとしても、どれだけ挫折を経験したとしても関係ない。神を信じる心があれば、何でも成し遂げることができる。両親や先生の言うことに耳を傾けて。困難な時期もあるけれど、嵐のあとには必ず太陽が差す。これからも歴史をつくり続け、神のご加護のもとでプエルトリコにもっと多くの栄光をもたらしていく。」
WBO会長グスタボ・オリビエリは、コリャソとともに壇上に立ち、彼の人間性とボクサーとしての功績の両方を称賛した。
「コリャソとWBOの関係は2019年、前会長フランシスコ“パコ”・バルカルセルが、彼のパンアメリカン競技大会金メダル獲得を讃えたことに始まる」とオリビエリは述べた。「プロデビュー後、わずか3戦目でWBOラテン王者となり、7戦目で世界王座を獲得し、プエルトリコ史上最速で世界王者になった初めての選手となった。」
「プロわずか12戦で、オスカー・コリャソはすでに5度の世界タイトル防衛に成功し、いずれも見事な勝利を収めている。彼はビジャルバ市の英雄であり、WBOにとって、コリャソのようなチャンピオンを持てることは真の誇りだ。彼はWBOが世界王者に求める理想像そのものだ。卓越したアスリートであるだけでなく、立派な市民であり、良き息子、良き夫、あらゆる面で模範となる存在だ。オスカーはリングの内でも外でも、真のチャンピオンだ。」
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