オーランド発――
ジャーメイン・オルティスは、1週間以上にわたる混乱の影響を土曜夜のリング上でのパフォーマンスに持ち込むことはなかった。
オルティスは期待通りの仕事を果たし、急遽代役となった
アンビオリクス・バウティスタをカリブ・ロイヤルでの第3ラウンドでストップした。本来は
スティーブ・クラゲット(39勝8敗2分、27KO)と対戦予定だったが、クラゲットは8月13日に負傷により撤退した。
オルティスは「ザ・リング・マガジン」に「俺は適応して修正する」と語った。「それほど大したことじゃない。アマチュアの長いキャリアでは、試合当日になるまで相手が誰か分からないなんて普通のことだった。だからリングに上がってから考えるだけだ。これまで一度も見たことのない相手とスパーリングするなんていつものことだし、リングに入れば自分のやるべきことをやるだけだ」
オルティス(20勝2敗1分、10KO)は力を示し、力不足のバウティスタに対して序盤から試合を掌握した。3ラウンド、バウティスタ(19勝3敗、11KO)はロープ際に追い込まれ、左フックを振ろうとしたが左腕を痛めた様子でキャンバスに倒れ込んだ。立ち上がった直後、オルティスが一気に畳みかけてバウティスタを倒し、アリシア・コリンズ・レフェリーが試合をストップした。
この勝利は、2024年2月にWBO世界ジュニアウェルター級王者
テオフィモ・ロペス(22勝1敗、13KO)に判定で敗れて以来、オルティスにとって3連勝目となった。元タイトル挑戦者の彼は11月のリング復帰を望んでいる。
オルティスはジュニアウェルター級でIBF8位、WBAとWBOで10位、WBCで11位にランクされている。
試合後、オルティスはWBA王者
ゲイリー・アントゥアン・ラッセル(18勝1敗、17KO)か、WBC王者
スブリエル・マティアス(23勝2敗、22KO)との対戦を希望した。
ファンにとって盛り上がる試合になるのはこの二人とのカードだと強調した。 さらに、オルティスはIBFジュニアウェルター級王者
リチャードソン・ヒッチンズ(20勝0敗、8KO)については、統一戦の選択肢として考えていると付け加えた。
オルティスは「観客にアクション満載の試合を見せたい。あの二人との試合こそ、すぐにでも最もエキサイティングなものになると思う」と語った。