オマリ・ジョーンズは、プロ2戦目で大舞台となる機会を得ており、強烈なインパクトを残す構えだ。
2024年パリ五輪のアメリカ代表として銅メダルを獲得したジョーンズ(1勝0敗、1KO)は、今週土曜日、ニュージャージー州アトランティックシティのボードウォーク・ホールで、ウィリアム・ジャクソン(13勝5敗2分、5KO)と対戦する。ウェルター級6回戦として行われるこの試合は、DAZNで配信されるウェルター級王座統一戦、ジャロン・エニス対エイマンタス・スタニオニス戦のアンダーカードに組まれている。
このイベントでは、階級トップクラスの王者同士の激突に加え、有望株のザクィン・モーゼス、そして元WBAフェザー級王者レイモンド・フォードも出場するが、ジョーンズはその中でも際立った存在になるべく、観る者の目を奪うパフォーマンスを見せるつもりだ。
「ショーを全部持っていくつもりだ」とジョーンズは『ザ・リング』誌のインタビューで語った。「デビュー戦(アレッシオ・マストロヌンツィオを2ラウンドでノックアウト)も、自分では素晴らしい出来だったと思っている。相手は試合経験20戦ほどのベテランだった。我々が彼を選んだのには理由がある。彼はアグレッシブで、戦いに来るタイプだった。だからこそ、まずはじっくりとデータを取り、そこから自分の手を出していった。アマチュアと違ってプロだからといって、特に何か違うと感じることはなかった。五輪での経験が、こういう場面での準備になっていたんだ。」
ジャロン・エニス(33勝0敗、29KO)とエイマンタス・スタニオニス(15勝0敗、9KO)の試合について、ジョーンズは、ブックメーカーが示すオッズほど一方的な展開にはならないと見ている。DraftKingsではエニスが-575の本命、スタニオニスが+475のアンダードッグとされている。
「これは一進一退のバトルになる」とジョーンズは語る。「スタニオニスは前に出てプレッシャーをかけてくるけど、エニスもそのプレッシャーを恐れない。ジャロンはスイッチヒッターとして中に入って戦えるし、前に出て相手を追い詰めることもできる。彼は優れたボクサーだ。ただ、そのボクシングスキルをあまり見せていないと思う。でも今回の試合では、スタニオニスのプレッシャーを受けることで、そのスキルを発揮しなければならないはずだ。エニスは、今回はもう少し“ボクシングバッグ”からスキルを引っ張り出して戦うことになる。俺の見立てでは、エニスが3-0のユナニマス判定か、2-0-1のマジョリティ判定で勝つと思っている。間違いなくエニスに分がある。やっぱり『スタイルが試合を決める』んだ。」
Manouk Akopyanは『ザ・リング』誌のリードライター。X(旧Twitter)およびInstagramは @ManoukAkopyan。