オレクサンドル・ウシクとダニエル・デュボアが今年後半にヘビー級タイトルを統一するリマッチの計画は順調に進んでおり、ウクライナのウシクがその試合を次に実現させたいという意向を示した。
ウシクのマネージャー、アレクス・クラスユクは先週、デュボア(22勝2敗、21KO)とのリマッチに向けた交渉が進行中であり、ウェンブリー・スタジアムが開催地の選択肢となっていることを明かした。
もう一つの開催地の選択肢は、疑いなくサウジアラビアで、ウシクの直近の4試合のうち3試合が行われた場所だ。
ウシク(23勝0敗、14KO)、WBA/WBC/WBOとThe Ringのヘビー級チャンピオンは、以前はすべてのベルトを保持していたが、2024年5月にタイソン・フューリーを破った後、IBFタイトルを返上し、それをダニエル・デュボアが手に入れた。
2023年8月にオレクサンドル・ウシクに9回TKO負けを喫して以来、ダニエル・デュボアは勢いに乗っている。ジャレル・ミラー、フィリプ・フルゴビッチ、アンソニー・ジョシュアを連続でストップし、最後の試合では9万人以上の観衆が見守るウェンブリーで王者としての輝きを放った。
現在、デュボアは父スタンが以前『ザ・リング・マガジン』に語った通り、今年中のウシク戦に向けても動いており、ウシク自身も数カ月以内の大一番に向けて両者は対決へと向かっているようだ。
ウシクは『アル・アラビア・ニュース』に「デュボアと戦いたい」と語った。「私のチームは準備ができている。多くのことは神がどのように導いてくださるかにかかっているが、この試合を実現できるもう一人の人物はトゥルキ・アル・シェイク閣下だ。彼こそがこの試合を実現できる人物だと思う。そうでなければ障害が出てくるだろう。」
「唯一この試合を実現できるのは、トゥルキ・アル・シェイク閣下と『リヤド・シーズン』だけだ。」
「私はこれまで常に相手の地元で戦ってきた。現在、サウジアラビアは最高の環境を整え、これらの試合を開催してくれており、まるで第二の故郷のように感じる。」
「サウジアラビアで試合をすると、まるで第二の故郷のように感じる。素晴らしい人々、素晴らしいファンがいる。街を散策し、人々と触れ合うこともできる。現在、ウクライナでは試合を開催することができないが、サウジアラビアでは可能だ。彼らはとても親切にしてくれている。」
元UFCライトヘビー級王者であり、強烈な左フックとパンチ力で知られるアレックス・ペレイラが、ウシクにとってエキサイティングなクロスオーバー対戦相手になるのではないかとも噂されている。
昨年、元UFCヘビー級王者フランシス・ガヌーはアンソニー・ジョシュアに2ラウンドでKO負けを喫したが、2023年10月のリヤドでの試合ではタイソン・フューリーからダウンを奪い、最終的には物議を醸すスプリット判定負けとなった。
ウシクはペレイラとの対戦に興味を示しているものの、デュボアとの再戦を終えるまではその話には関わりたくないと考えている。
元クルーザー級統一王者のウシクは次のように語った。「そうだね、ペレイラとの試合には興味があるよ。でもそれは、ダニエルとの試合でベルトを統一した後の話だ。」
「ケージでの試合も考えたことがあるよ。冗談だけど、冗談にはどこか真実が含まれているものさ。」