イングランド・ロンドン発 — 『The Ring』誌のパウンド・フォー・パウンド・ランキングで1位に君臨する
オレクサンドル・ウシクが、今週土曜夜にウェンブリー・スタジアムで行われる
ダニエル・デュボアとの再戦を前に、自己最高体重を記録した。
この試合はDAZNのPPVで生配信される予定である。
『The Ring』誌、WBO、WBA、WBCのヘビー級王者であるウシクは、今回227ポンド3オンス(約103.1kg)で計量を終え、
タイソン・フューリーとの再戦勝利時に記録した過去最高体重226ポンド(約102.5kg)を上回った。
一方、ウェンブリーでIBF王座を賭けて戦うデュボアは、243ポンド8オンス(約110.5kg)を記録。これは前回ウシクと対戦した際よりも10ポンド(約4.5kg)重く、当時は9ラウンドでTKO負けを喫していた。
ただし今回の体重は、昨年9月に同じウェンブリー・スタジアムで
アンソニー・ジョシュアを撃破した際の体重からは5ポンド(約2.3kg)減っている。
デュボアは計量後、「完全に集中している。勝つことだけを考えている。どんな手段を使ってでも勝つ」と気合を見せた。
ウシクは、今回の試合を含めてあと一試合で現役を終える予定であることを明かしており、コメントは簡潔にとどめた。「自分にとって、これは祖国と国民のための素晴らしい機会だ。明日、リングで会おう」
ウシクと同様に、元クルーザー級およびブリッジャー級世界王者の
ローレンス・オコリーもキャリア最重量となる262ポンド4オンス(約119kg)で計量を終え、
ケヴィン・レレナとのセミファイナルに臨む。レレナは232ポンド5オンス(約105.3kg)で、約20ポンド(約9kg)軽かった。
当初はクルーザー級、次いでブリッジャー級での対戦が予定されていた両者だが、最終的には正真正銘のヘビー級として対戦することで合意している。
南アフリカ出身で大番狂わせを狙うレレナは、「俺の左がこめかみかアゴに当たれば、奴は沈む。チャンスが来たら、必ず仕留めるのが俺の義務だ」と闘志を燃やす。
オコリーは「ローレンス・オコリーがストップ勝ちする」と短く勝利を予告した。
以下は、ウシク対デュボア第2戦のアンダーカードでの計量結果:
スーパーライト級・10ラウンド戦
- ダニエル・ラピン(11勝0敗4KO)174ポンド13オンス(ウクライナ・キーウ)
- ルイス・エドモンドソン(11勝0敗3KO)174ポンド13オンス(イングランド・サウサンプトン)
スーパーライト級・4ラウンド戦
- アーダム・ハメド(5勝0敗3KO)144ポンド13オンス(イングランド・シェフィールド)
- エセキエル・グレゴレス(3勝24敗)145ポンド10オンス(アルゼンチン・ブエノスアイレス)
ヘビー級・10ラウンド戦
- ヴラディスラフ・シレンコ(22勝0敗19KO)256ポンド3オンス(ウクライナ・キーウ)
- ソロモン・デイカーズ(9勝1敗3KO)235ポンド9オンス(イングランド・バーミンガム)
スーパーライト級・6ラウンド戦
- ジェームズ・フランシス(7勝1敗1KO)137ポンド12オンス(イングランド・リバプール)
- ラシャ・グルリ(1勝0敗)139ポンド15オンス(ジョージア・クヴァレリ)