オシャキー・フォスターは長いブランクを、これ以上ない最高の形で終わらせた。
体重超過した“もう一人の王者”スティーブン・フルトンを12ラウンドにわたってアウトボックス&アウトポイントし、WBCライト級暫定王座(空位)を獲得。さらに自身のスーパーフェザー級王座も守り抜いた。
これでフォスターは、135ポンドでの
シャクール・スティーブンソンの指名挑戦者となり、2018年から主戦場としてきた階級で今後どうするか、進退を決める局面に入った。
1ラウンドの“探り合い”を経て、フォスターは
フルトンを手数で圧倒。彼を羽交い締めにしたような試合展開で主導権を握り、10ラウンドには試合最多の30発クリーンヒットをマークする圧巻の内容。
フルトンは3ラウンドと10ラウンドに、それぞれ「最多」8発しか当てられず、それ以外は完全に無力化された。
ジャッジの採点は117-111、118-110、119-109でフォスター。パワーパンチは41%と高精度、
総ヒット数でも+70発差(101-31)、総パンチでも191-56と圧倒しての大差勝利だった。