ロサンゼルス――際どい接戦が4試合続いたのを受け、WBCスーパーフェザー級（130ポンド）王者オシャキー・フォスターは、10月25日にラスベガスのMGMグランドで行われるスティーブン・フルトン戦では僅差にはならないと宣言している。

「今回はドミネーション（圧倒）になる。ショーを見せるし、その過程でも見栄え良く戦うつもりである」とフォスターは最近の会見で語った。「支配的な試合を見せに行く。相手が準備万端なのは承知しているが、俺たちはあいつを下に送り返すつもりだ――信じてくれ」。

フォスターは『The Ring』誌の130ポンド級ランキングで1位に位置しているが、この階級の頂点に至る道のりはジェットコースターのようであった。

フォスター（23勝3敗、12KO）は、昨年11月、ロブソン・コンセイサンとの再戦をスプリットデシジョンで制し、現在保持する王座を取り戻した。コンセイサンはその前年7月、やはりスプリットデシジョンで物議を醸しながらフォスターから王座を奪っていた。フォスターが初めてWBC・130ポンド級王者となったのは昨年2月で、その時もスプリットデシジョンで、相手はエイブラハム・ノバであった。

世界王者になる機会が訪れたのは、2023年10月のエドゥアルド・エルナンデス戦で、最終12回の残り数秒で劇的なKO勝ちを飾った後のことだった。多くの観戦者の見立てではフォスターが試合をリードしていたが、公式採点では3者中2者のカードで大差をつけられていた。

「自分を疑っている者すべてに示してみせる」とフォスターは言う。「自分にとってこれはキャリア最大の瞬間である。PPV（ペイ・パー・ビュー）は初めてだし、最も実績のある相手と戦う」

フルトン（23勝1敗、8KO）は元・スーパーバンタム級（122ポンド）統一王者で、現在はWBCフェザー級王者として活動している。今回は1階級上げ、3階級制覇を狙っての挑戦である。フルトンは今年2月のブランドン・フィゲロアとの再戦を制し、現在保持する126ポンドの王座を獲得した。

「自分がやるべきことは、彼を相手に強烈なメッセージを残し、ショーを見せることだけだ」とフォスターは語る。「本当の自分を皆に見せれば、俺についての疑問は一切なくなるはずである」

フォスター対フルトンは、セバスチャン・フンドラ対キース・サーマンの一戦が頂点に置かれるPBC on Prime VideoのPPV大会で、共同メインを務める。

Manouk Akopyanは『ザ・リング・マガジン』の主任記者である。 X （旧Twitter）およびInstagramでは@ManoukAkopyanで連絡可能。