ノニト・ドネアは、約2年ぶりの試合となった土曜深夜、アルゼンチン・ブエノスアイレスでWBAバンタム級暫定王座を獲得して復帰を果たす。
42歳のドネアは、第9ラウンドに偶然のバッティングで右目が見えなくなったため試合がストップし、
アンドレス・カンポスに負傷判定勝ちを収める。
試合停止時点で、ドネアは3者のスコアカードすべてでリードしていた(87-84、87-84、88-83)。
これで戦績を43勝(28KO)8敗としたドネアは、7月30日に日本で行われる
アントニオ・バルガス対比嘉大吾の勝者との対戦が決定的となる。
なお、ドネアはこの試合までに2連敗を喫していた。2022年には井上尚弥との再戦で2ラウンドTKO負けを喫し、翌年にはアレハンドロ・サンティアゴとのWBO世界バンタム級王座決定戦で判定負けしている(テレンス・クロフォードがエロール・スペンスに9回TKO勝ちを収めた興行の前座)。