ナイジェリア人ボクサー、ガブリエル・オルワセグン・オランレワジュが、ガーナでの試合中に倒れ、悲劇的にも死亡した。
ライトヘビー級のオランレワジュは、ガーナの首都アクラにあるブコム・ボクシング・アリーナで、ジョン・ムバング(12勝1敗1分、12KO)との8回戦に臨んでいた。
第3ラウンド、ムバングのパンチがヒットした後、オランレワジュはよろめき、ロープにもたれかかるように倒れた。このパンチは当初、オランレワジュに大きなダメージを与えたようには見えなかったという。
しかし、オランレワジュが深刻な状態にあると判断したレフェリーのリチャード・アメヴィは、緊急で医療スタッフをリングに呼び入れた。
オランレワジュを蘇生させようと懸命の処置が行われたが、残念ながらまもなく死亡が確認された。
「オルワセグンは、ナイジェリア・ボクシング・ボード・コントロールによってプロボクサーとしての医療適性が認められ、GBA(ガーナ・ボクシング・オーソリティ)がその国際試合を承認・許可していました」と、GBAの声明は述べている。
「第3ラウンド終了の数秒前、オルワセグンは試合中に後方へ下がり、相手から一切のパンチを受けていないにもかかわらず、背中をロープにもたれかけるようにして倒れました。
危険を察知したレフェリーのリチャード・アメヴィは、試合を止めるジェスチャーをし、すぐにリングサイドの医師と、国家救急医療サービスの救急隊員に対応を要請しました。彼を蘇生させるための処置が行われました。
GBA会長はこの件をコルレ・ブ警察署に報告しました。また、スポーツ・レクリエーション大臣であるコフィ・イディ・アダムス氏にも正式に報告がなされました。」
ナイジェリア・ボクシング・ボード・オブ・コントロールの事務総長レミ・アボデリン氏はBBCに対し、次のように語った。
「私たちは本当に打ちのめされています。
これはまったく予想していなかった出来事です。私たちは責任を果たし、ご遺族をしっかりと支えていきます。」