ニック・ボールは、次の対戦相手となる可能性のある二人のトップ選手からの呼びかけに応じている。
TJドヘニーを10ラウンドTKOで下し、WBAフェザー級王座を獲得したばかりのボール(22勝0敗1分、13KO)は、統一スーパーバンタム級王者の井上尚弥(29勝0敗、26KO)と、無敗のフェザー級有望株ブルース・キャリントン(14勝0敗、8KO)からの挑戦表明を受けた。
井上はSNSで「ボールって面白いな、でも蹴るのはなしで!」と投稿し、ボールが試合中にドヘニーに反則の蹴りを放った場面をネタにした。ボールはこれに対し、「126ポンドで準備ができたら教えてくれ」と応じた。
「モンスター」こと井上は、「拳二つで十分だよ」と返し、ボールも「じゃあ試してみようぜ」と応戦。
最終的に井上は、長らく噂されているフェザー級への転向を示唆するように「その日が来るまで、お互いの価値を高め合おう」と締めくくった。
一方、『The Ring』のフェザー級ランキング3位に位置するボールに挑戦状を叩きつけたのは、キャリントンであった。「今年中にニック・ボールと戦いたい。チャンスが欲しい」とコメントした。
「リヤド・シーズン」統括責任者であり、サウジアラビア総合娯楽庁長官であるトゥルキ・アル・シェイク閣下は、今年後半にボールと井上の試合を実現させることに関心を示している。
「みんなが(井上について)話している」とボールは『ザ・リング・マガジ』に語った。「試合が早く決まるほどいい。さっさと終わらせようぜ。」
Manouk Akopyanは『ザ・リング・マガジン』の主任ライターである。X(旧Twitter)およびInstagramでは@ManoukAkopyanで連絡可能。