世界ランク上位のスーパーフェザー級コンテンダー、
ムハンマド・ヤクボフが、元WBOスーパーバンタム級王者
ジェシー・マグダレノと11月29日に対戦することが決定した。
このプロボックス主催の興行は、カリフォルニア州フレズノのセーブマート・センターで開催される予定である。
WBCランキング4位のヤクボフは、
オーシャキー・フォスターに判定で敗れて以来、5連勝中。一方のマグダレノは、直近3試合のうち2試合で黒星を喫しており、再びタイトル戦線への返り咲きを狙う。
セミファイナルでは、スーパーフライ級で『The Ring』誌ランキング8位のエリック・バディージョ(18勝無敗、8KO)が、WBCおよびWBOランキング1位の座を懸けて、元WBOライトフライ級王者エルウィン・ソト(21勝3敗1分、13KO)と対戦する。
また、2016年オリンピアンのカルロス・バルデラス(16勝2敗、14KO)は、復帰戦となるカルロス・サンチェス(25勝3敗、19KO)とスーパーライト級で拳を交える予定である。
さらに、ライト級ではジャスティン・ポルド(19勝2敗、9KO)とナイキ・セラン(20勝1敗、14KO)が激突する。
ヤクボフ(23勝1敗、12KO)は、10年前にロシアでプロデビューを果たし、最初の18戦を無敗で飾った。2018年2月にはマーク・ウルヴァノフに12回判定勝ちし、2020年3月には元スーパーフライ級王者トマス・ロハスを12回判定で破るなど、着実にキャリアを積み重ねてきた。
しかし、2022年3月にフォスターとの一戦(12回判定)で初黒星を喫した。それでもその後は立て直し、パブロ・ビセンテ(10回判定)や、直近では2025年8月15日にウィリアム・フォスターIII(10回多数判定)に勝利している。
一方、マグダレノ(30勝3敗、19KO)は、アマチュア時代から注目を浴び、2010年にプロ転向。序盤はスロースタートだったが、2016年11月にノニト・ドネアを12回判定で破り、WBOスーパーバンタム級王座を獲得した。
しかし、自身2度目の防衛戦でアイザック・ドグボエに11回KO負けを喫し、王座から陥落。その後4連勝を挙げたものの試合間隔が空き、レイモンド・フォードに判定負け、続く暫定WBCフェザー級王座戦ではブランドン・フィゲロアに9回KO負けを喫した。だが、2025年3月22日にルイス・コリアを3回TKOで下し、復活の兆しを見せている。
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