ノエル・ミカエリアンは、5か月前に自分がバドゥ・ジャックに勝ったとこれ以上なく確信している。

今回の即時再戦に向けてより多くの準備時間を得た元WBCクルーザー級王者は、12月13日にジャックをさらに容易く破り、タイトルを取り戻すと確信している。ザ・リングがロサンゼルスでその日に開催されると最初に報じたこの再戦は、水曜日に正式発表された。

スウェーデン出身のバドゥ・ジャック（29勝3敗3分、17KO）とドイツ出身のノエル・ミカエリアン（27勝3敗、12KO）による12回戦の再戦は、「Championing Mental Health（チャンピオニング・メンタルヘルス）」が主催する「CMH 2: Rematch Season」興行のメインイベントとして、エース・ミッション・スタジオで開催される。

「5月3日の試合はわずか3週間前のオファーで受けた。なぜなら、誰にも自分のタイトルを持ち去らせるつもりがなかったからだ。そして実際に彼を倒した」とミカエリアンはプレスリリースで語った。「世界中がそれを知っているし、彼自身もわかっている。今回は万全の準備を整え、集中し、ホームコーチのペドロ・ディアスのサポートを受けて、自分のものを取り戻しに行く。俺はリングの上でタイトルを失っていない、本当のWBC王者だ！」

43歳のバドゥ・ジャックは、5月3日にサウジアラビア・リヤドのANBアリーナで行われたカネロ・アルバレス対ウィリアム・スカル戦のアンダーカードで、ノエル・ミカエリアン（35歳）に12回戦の多数判定勝ちを収め、WBC王座を獲得した。

CompuBoxによる非公式パンチ統計ではミカエリアンに有利な数字が出ていたが、判定は2-0でジャックの勝利となった。審判の池原信人は114-114のドローと採点したが、パブロ・ゴンザレスとホセ・マンザーはともに115-113でジャックの勝利と採点した。

「当初は統一戦を見据えていたが、再び彼と戦えることを嬉しく思う」とジャックは語った。「今回は、俺が勝ったあとに何の疑問も残らないだろう。」

ミカエリアンは、ジャックの物議を醸した勝利の後、WBCに対して異議申し立てを行った。WBCは即時再戦を認めたうえで、両陣営が契約条件で合意に至らなかったため、7月15日に入札を実施するよう命じた。

この入札は一度中止されたが、後に9月5日に再設定され、先月バッシュ・ボクシングがキング陣営を上回る金額を提示し、「ジャック対ミカエリアンII」のプロモート権を獲得した。

元WBCスーパーミドル級王者のジャックは、ミカエリアンの当初の対戦相手であったライアン・ロジッキが負傷したため、わずか1か月未満の通知で代役として初戦に出場した。

WBCは、ロジッキの度重なる負傷と、ミカエリアンがドン・キングとの間で抱えていたプロモーション上の問題により試合が何度も延期されたため、ミカエリアンを「休養王者（チャンピオン・イン・リセス）」扱いとした。

その後、ミカエリアンがキングとの問題を解決したとWBCに報告したにもかかわらず、WBCは彼を正式に休養王者へ降格させ、代わりに同じく休養王者だったジャックを現王者として再任した。

ミカエリアンは2023年11月、居住地であるマイアミで行われたジュニア・マカブ戦で3回TKO勝ちを収め、空位だったWBC王座を獲得した。

一方のジャックも2023年2月にマカブをTKOで下し、同じタイトルを手にしていた。しかし、他の選択肢を検討していたことから、WBCはジャックを休養王者へ格下げし、その結果、ミカエリアンとマカブが空位の王座を懸けて戦うことが可能になった。

Keith Idecは『ザ・リング』の上級ライター兼コラムニストであり、X（旧Twitter）では @idecboxing で連絡を取ることができる。