ボクシングではタイミングがすべてであり、WBCストロー級王者
メルビン・ヘルサレムが、ザ・リング、WBA、WBO王者
オスカー・コラソと再戦するには、その条件が整う必要がある。
両者は2023年5月に初対戦し、その際はコラソが7回TKOでヘルサレムを下し、WBO王座を獲得する。その後、フィリピン人のヘルサレムは立て直しに成功し、WBC王座を獲得。さらに3度の防衛に成功する。再戦を望む声は双方から上がっているが、これまで実現には至っていない。
ヘルサレム(25勝3敗、12KO)は、来年こそ状況が変わることを期待する。
「コラソがまた自分と戦いたがっていると聞いた」と、ヘルサレムはザ・リングに語る。
「2月13日にやりたいと思っているみたいだが、あまりにも近すぎる。だからチームとして受けなかった。3月か4月に延ばしてくれるなら戦える。」
10月29日に
シヤ・クーゼを相手に12回ユナニマス・デシジョン勝利を収めた31歳のヘルサレムは、プエルトリコ出身のコラソ(13勝0敗、10KO)との初戦について、途中までは順調だったと振り返りつつ、同じ過ちを繰り返したくないと語る。
「時差に順応するための時間が必要だ」とヘルサレムは言う。
「少なくとも10日以上は欲しい。前回はアメリカに行ってから調整が少しタイトだった。時差ボケのせいで、1日2〜3時間しか眠れなかった。コラソは良いボクサーだ。だからこそ、最高の状態になるために完璧な準備が必要なんだ。」
ヘルサレムのマネージャーであるマリヴィック・マツウラも、選手が万全の状態で臨むことを強く望む。
「メルビンの夢は、この階級で無敗の統一王者になることだ。そのために全力を尽くす」とマツウラは語る。
「私たちは本当にこの試合を実現させたい。ただし、最高のコンディションで戦い、ファンに良い試合とパフォーマンスを見せたい。そのためには今回は十分な準備期間が必要だ。コラソ陣営にも、こちらの立場を理解してもらえることを願っている。良い試合を届けたい。」
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