カナダ・ケベックシティ発──新鋭ウェルター級の
クリストファー・ゲレーロは、ベテランの
サンディ・メサウドとの対戦を通じてキャリアの次なるステップを目指す。
ゲレーロは、金曜日にケベックシティのビデオトロン・センターで行われるクリスチャン・ムビリ対マチエイ・スレッキ戦のアンダーカードで、フランス人ファイターのメサウドが厄介な相手になる可能性があると認識している。
ムビリ対スレッキ戦およびアンダーカードは、米国東部時間午後6時(英国夏時間午後11時)よりESPN+で配信される予定。
「これまでとは違うタイプの相手になる」と無敗のゲレーロ(14勝無敗、8KO)はザ・リング誌に語った。「相手は20勝1KOという記録で、パンチ力はそれほどでもないはずだけど、手数が多い分、面倒な展開になるかもしれない。自分は冷静さを保って、自分の持ち味で押し切るだけだ」
前戦では、メキシコのオリバー・キンタナを攻め立てたもののKOには至らず、10回判定勝ちを収めた。
「あいつはタフだった。倒しても立ち上がってくるし、ニヤニヤしながら向かってきた。全力で打ち込んだけどね。自分にとっては難しい試合だったが、最後には支配して勝ちきった」
24歳のゲレーロは、この試合を終えた後にヨーロッパ旅行でリフレッシュし、秋に備える予定だという。
「これは自分にとって良い経験になる。相手に勝てば、次のステップに進む上で正しい道だと思う。ここ半年で3試合目だから、今回は終わったら少し休んで、2~3週間しっかりリラックスして、秋に向けて整えたい」
ゲレーロは、ただ勝つだけでなく、明確なKO勝ちでウェルター級に存在感を示したいと意気込んでいる。
「勝利を目指しているけど、この相手がどこまでやれるか楽しみだ。たぶん5~6ラウンドで倒すことになると思うよ」と自信をのぞかせた。
一方、メサウド(20勝8敗、1KO)は2012年にプロデビュー。プロ初期は8勝6敗と苦しんだが、その後9連勝を記録。38歳のサウスポーはブルガリアでヨシフ・パノフに12回判定負けを喫したが、その後WBCインターナショナル王座を獲得し1度防衛。直近の試合では、2月15日に欧州王者サミュエル・モリーナに12回判定で敗れている。
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