アンディ・クルスがついに初の世界タイトル挑戦を正式に掴んだ。

木曜日、ニュージャージー州スプリングフィールドにあるIBF本部で、クルス対レイモンド・ムラタラ（23勝0敗、17KO）の試合に関する入札が行われた。クルスのプロモーターであるマッチルームと、ムラタラを擁するトップランクの2社のみが入札に参加した。

結果はマッチルームが勝利を収め、88万8888ドルという金額で落札した。トップランクの提示額は55万ドルであった。現IBFライト級王者であるムラタラは、その入札額の65％にあたる57万7777ドルを受け取る権利があり、クルスは残りの35％、すなわち31万1110ドルを手にすることになる。

二度のオリンピック金メダリストであるクルスは、6月14日にニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン内シアターで行われた試合で三代大義典を5回TKOで下し、ムラタラの指名挑戦者の座を勝ち取った。

一方のムラタラは、5月10日にサンディエゴのペチャンガ・アリーナでザウル・アブドゥライエフを破り、IBF暫定王座を獲得。その後、同王座を保持していたワシル・ロマチェンコが引退したことで、正式王者へと昇格した。

マッチルームは、両者の対戦がいつ、どこで行われるかを近日中に発表する予定である。