マニー・パッキャオは依然としてリング復帰について迷っている。
46歳の8階級制覇王者であるパッキャオは、2021年に現役を引退したものの、それ以来リング復帰を求める数々のオファーに耳を傾けてきた。
パッキャオは2024年を通してWBC世界ウェルター級王者マリオ・バリオスとの対戦を目指していたが、この試合は実現しなかった。その間、7月には安保瑠輝也とのエキシビションマッチに出場して試合感覚を維持し、バリオスは11月にアベル・ラモスとの対戦へと進み、試合はスプリットドロー(判定引き分け)に終わった。
その後、パッキャオはボクシングから政治活動へと焦点を移し、フィリピン上院議員の座を目指して準備を進めている。選挙は5月12日に実施される予定である。
パッキャオのアドバイザーであり、彼のプロモーション会社の代表でもあるショーン・ギボンズは、木曜日に『ザ・リング・マガジン』に対し、フィリピンの英雄が投票結果の集計後に今後のボクシングキャリアと選択肢について再評価する予定であると語った。
「5月12日の選挙後、もし神の御加護によりマニーが2期目の上院議員となれば、ボクシングを再開するかどうかを決めることになる」とギボンズは『ザ・リング・マガジン』に語った。「もっと話せることがあればいいが、マニーは現在非常に熾烈な選挙戦を戦っており、今彼の頭の中にボクシングはほとんどない」
ギボンズは昨年、バリオスとの試合について「非常に勝てる見込みのある試合」であり、「マニーにとって理想的な試合だ」と述べ、「マニーは50歳になっても戦い続けることができるだろう」と付け加えた。チーム・パッキャオは、パッキャオが選挙活動に専念できるようにするため、1月31日までに試合を実施するという期限を設定していた。
パッキャオは2021年8月にヨルデニス・ウガスに判定負けを喫して以来、プロのリングには上がっていない。
(62勝8敗2分39KO)のパッキャオは、6月に国際ボクシング殿堂入りを果たす予定である。
Manouk Akopyanは『ザ・リング・マガジン』の主任ライターである。X(旧Twitter)およびInstagramでは@ManoukAkopyanで連絡可能。