【ラスベガス発】
マニー・パッキャオは金曜午後、
マリオ・バリオスとのウェルター級タイトル戦に向けた公式計量で、過去12年半のいずれの試合よりも重い体重を記録した。
46歳のレジェンドは、MGMグランド・ガーデン・アリーナのステージ上でネバダ州アスレチック・コミッションのスケールに乗り、146.8ポンドを計測。パッキャオにとって馴染み深いこの会場で、土曜夜に行われる
プレミア・ボクシング・チャンピオンズ(PBC)主催のPPVメインイベントで、バリオスと拳を交えることになる。一方、6フィート(約183センチ)の長身を誇るWBC王者バリオスは146.2ポンドで計量をパスした。
今回の体重は、パッキャオが2012年12月にフアン・マヌエル・マルケスとの第4戦で、ウェルター級リミットである147ポンドぴったりで計量して以来の最重量となった。
この試合でパッキャオは、同じくMGMグランド・ガーデン・アリーナで、メキシコのマルケスに6回に壮絶なノックアウト負けを喫している。
フィリピン出身のパッキャオ(46歳)は、今回が約4年ぶりの実戦復帰となる。8階級制覇を成し遂げた伝説は、2021年9月に引退を発表。これは、同年8月にラスベガスで行われた
ヨルデニス・ウガスとのWBA世界ウェルター級タイトル戦で、判定(3-0)負けを喫したわずか5週間後のことだった。
テキサス州サンアントニオ出身のバリオス(30歳)は、前戦でWBC王座の防衛に成功したばかりだ。チャンピオンシップマッチの第2ラウンドでエイベル・ラモスからダウンを奪ったバリオスだったが、その後は逆に第6ラウンドにダウンを喫し、最終的にはスプリットドロー(2-1)で試合を終えている。この試合は、2024年11月15日に行われたジェイク・ポール対マイク・タイソンのアンダーカードとして組まれたものだった。
パッキャオ vs バリオス戦 アンダーカード計量結果:
Prime Video PPV配信:午後8時(米東部時間)/午後5時(米太平洋時間)|価格:$79.99
スーパーウェルター級(12回戦)セバスチャン・フンドラのWBC王座戦
- セバスチャン・フンドラ(22勝1敗1分、14KO)カリフォルニア州コーチェラ出身/152.6ポンド
- ティム・チュー(25勝2敗、18KO)オーストラリア・シドニー出身/153.2ポンド
スーパーライト級(10回戦)
- アイザック・クルス(27勝3敗1分、18KO)メキシコ・メキシコシティ出身/138.8ポンド
- オマール・サルシド(20勝2敗、14KO) メキシコ・エルモシージョ出身/139.4ポンド
フェザー級(12回戦)
- ブランドン・フィゲロア(25勝2敗1分、19KO)テキサス州ウェスラコ出身/126ポンド
- ジョエト・ゴンサレス(27勝4敗、15KO)カリフォルニア州グレンドーラ出身/125ポンド
Prime Video 本戦前カード:午後5時30分(米東部時間)/午後2時30分(米太平洋時間)
ライト級(10回戦)
- ゲイリー・ラッセル・ジュニア(31勝2敗、18KO)メリーランド州キャピトルハイツ出身/131.6ポンド
- ウーゴ・カスタネダ(15勝2敗1分、11KO)テキサス州アラモ出身/135.8ポンド
フェザー級(10回戦)
- ダビド・ピカソ(31勝0敗1分、17KO)メキシコ・クアウテモック出身/125.8ポンド
- 亀田京之介(15勝4敗2分、9KO)大阪府出身/126ポンド
スーパーフェザー級(10回戦)
- マーク・マグサヨ(27勝2敗、18KO)フィリピン・タグビララン出身/129ポンド
- ホルヘ・マタ(21勝2敗2分、13KO)メキシコ・コロニア・ゲレロ出身/129ポンド
Keith Idecは『ザ・リング』誌の上級記者兼コラムニスト。X(旧Twitter)では @
idecboxing にて発信中。