フロリダ州オーランド発――ルイス・オルティスにとって理想のキャリア最終章は、ヘビー級エリートとの対戦だろう。
2度世界挑戦経験のあるオルティスは、その実現に向けて前進の一歩を刻んだ。金曜、カリブ・ロイヤルで行われた試合で、力不足のフィリップ・ペンソンを初回で粉砕したのだ。
圧倒的な勝利を収めた46歳のオルティスは、ビッグファイトを要求した。
オルティスは「ザ・リング・マガジン」に対し「頭の中では…アンソニー・ジョシュア、オレクサンドル・ウシク、ダニエル・デュボア、モーゼス・イタウマだ。誰とでも戦う準備はできている」と語った。
オルティス(35勝3敗、30KO)はすぐに前に出て、ペンソンとの試合を掌握した。ペンソン(8勝5敗3分、2KO)がロープ際でオルティスから逃れようとして足を滑らせた直後、キューバ人サウスポーの左ストレートを胸に受け、キャンバスに叩きつけられた。
ペンソンが立ち上がった後、オルティスはロープ際に追い込み、強烈な左ストレートを打ち込み、残り1分6秒の時点で試合を終わらせた。
オルティスは「このチャンスを得られて本当に嬉しい。メンタルもいいし、体の調子もいい。家族と一緒にいられて幸せだ」と語った。
この試合は、オルティスにとって昨年1月以来のリング復帰戦であり、その時もフランシスコ・コルデロを初回KOで下していた。彼は3か月以内の再戦出場を望んでいる。