ルイス・アルベルト・ロペスにとって、リングの幕は再び上がる。
昨年8月10日、アンジェロ・レオに強烈なワンパンチでKO負けを喫し、脳出血という深刻なダメージを負った元IBFフェザー級王者 “ベナード” ルイス・アルベルト・ロペス(30勝3敗、17KO) が、7か月の沈黙を破り、3月29日にメキシコ・バハ・カリフォルニア州メヒカリで行われる 10回戦 に登場する。対戦相手は エドゥアルド・モントーヤ(21勝7敗1分、14KO)。
ロペスはその試合後、キャリアを脅かすほどの負傷を負い、病院に搬送された。あの激闘は、彼のフェザー級王座の幕引きを告げるものとなった。
「この数か月間、何度もMRIを受けてきたが、すべて問題なしだ」 と、ロペスは先月 The Ring に語った。
「テレビで見ると、あのダウンは確かに衝撃的だったと思う。レオの勝利を否定するつもりはないが、正直に言えば、完全に消耗していた。標高の影響、疲労回復の遅れ、そしてあの一撃が重なり、完璧なタイミングで彼にとっての勝機になったんだ。」
「今は何の影響も残っていない……まったく別人のようなベナード・ロペスを見せるよ。ミスから学び、さらに強くなって戻る。王座奪還のためならどんな代償も厭わない。これまで敗戦を喫するたびに、俺は強くなってきた。だから、覚悟しておけ。今年は俺の年になる。」
ロペス(31歳)は、2022年にジョシュ・ウォーリントンを判定(2-0-1)で破り、フェザー級王座を獲得。その後、2023年にはマイケル・コンランをKOで下し、ジョエト・ゴンザレス、阿部麗也との防衛戦に成功。しかし、アンジェロ・レオ戦では、10ラウンドで203発ものパンチを浴び、遂に力尽きた。
試合のストップ時点で、ロペスは2人のジャッジのスコアカードでは1ポイントのビハインド、もう1人のジャッジの採点では1ポイントリードしていた。
今回の対戦相手となるモントーヤ(31歳)は、この5年間でわずか2試合しか戦っておらず、過去にはミゲル・マリアガやマーク・マグサヨらに敗れている。
Manouk Akopyan は ザ・リング の 主任記者。XおよびInstagramで @ManoukAkopyan に連絡できる。