WBOフェザー級王者
ラファエル・エスピノサが11月にサンルイス・ポトシ、もしくは地元グアダラハラで防衛戦を行うことは周知の事実だった。
その一方で、水面下では元IBF王者で『ザ・リング』誌フェザー級5位の
ルイス・アルベルト・ロペス(31勝3敗、18KO)との対戦に向けた話し合いが行われてきた。
しかしロペスによると、防衛王者エスピノサはこの挑戦を受けることに消極的で、最新状況をSNSで発信した。
「fbeltranzanferはこの試合を望んでいる。@trboxing @trboxeoはすでに正式なオファーを出してくれて、俺はためらわずに受け入れた。あとはチャンピオン、@divino\_espinoza、君がサインするだけだ✍️。3〜4月にやろう。さあディビーノ、メキシコに最高の試合を届けようじゃないか」と彼はツイートした。
ロペスのマネージャー、キキ・マガーニャもこの潜在的な試合について言及した。
「サンフェル、ベルトラン、そしてトップランクも、メキシコの地でメキシコ人戦士同士が戦うこの試合を望んでいた」とマガーニャは『
ザ・リング』に語った。
「正直なところ、なぜエスピノサがオファーを断ったのか分からない。トップランクがかなり良いファイトマネーを提示していたのは事実だからだ。」
エスピノサ(27勝0敗、23KO)はキャリアの最初の10年間、ほとんど母国で試合を重ねてきたが、2023年12月にはロベイシー・ラミレス戦でダウンを奪われながらも12回のマジョリティ判定で番狂わせを演じ、一躍脚光を浴びた。
リング誌フェザー級1位で、身長185センチのエスピノサは、世界王者としての役割にも成長を見せており、2024年にはセルヒオ・チリノを4回で一蹴し、さらに12か月後のラミレスとの再戦では6回で仕留めてみせた。
直近では、31歳のメキシコ人ロペスが5月4日、長年のコンテンダーである
エドワード・バスケスを7回TKOで沈めている。
ロペス(31勝3敗、18KO)は2015年にプロデビューし、キャリアを積みながらランキングを駆け上がったが、その過程でアブラハム・モントーヤやルーベン・ビジャに10回判定で敗れる苦い経験もした。
しかしメキシカリ出身のロペスはその後9連勝を飾り、無敗だったクリスティアン・バエス(5回TKO)、アイザック・ロウ(7回KO)、さらにガブリエル・フローレス・ジュニア(10回判定)といった強豪を次々と撃破し、
ジョシュ・ワーリントンのベルトへのIBF指名挑戦権を獲得した。
そのチャンスが訪れたのは2022年12月、王者ジョシュ・ワーリントンの地元リーズで行われた一戦だった。ロペスは12回のマジョリティ判定を制し、タイトルを奪取した。
“ロードウォリアー”の姿勢を貫いたロペスは、新たに手にしたベルトを持って
マイケル・コンランの地元ベルファストに乗り込み、5回TKOでアイリッシュファイターを沈めて観客を驚かせた。その後もジョエト・ゴンザレス(12回判定)、阿部麗也(8回TKO)を破り、防衛を重ねた。
しかし2024年8月、アンヘロ・レオ戦で劇的に敗れ、つまずきを経験する。それでも翌年3月には母国でエドゥアルド・モントーヤを初回KOで退け、再び白星街道へと戻ってきた。
質問やコメントは Anson([elraincoat@live.co.uk](mailto:elraincoat@live.co.uk))宛てに送る。Xでは @AnsonWainwr1ght をフォローする。