エディ・ハーンは、
ルイス・クロッカーがIBFウェルター級王座の初防衛戦を
コナー・ウォーカーとの再戦で行うことは「理にかなっている」と語った。
クロッカー(22勝0敗、11KO)は、9月にベルファストのウィンザー・パークで行われた一戦で、
本命と見られていたパディ・ドノヴァンをスプリット判定で下し、IBF王座を獲得した。
新王者となってから、まだ一度も防衛戦を行っておらず、プロモーターのエディ・ハーンは、新年に向けて任意防衛戦を確定させる必要があり、時間的な制約があることを明かした。
そして現時点で最も現実的な選択肢として名前を挙げたのがコナー・ウォーカーだ。クロッカーは2024年6月、年間最高試合候補と評された一戦で、ウォーカーを僅差の判定で下している。
「もしデヴィン・ヘイニー戦や、キーショーン・デービスとのビッグファイト、あるいは他の大きな試合を組めるのであれば、それは検討する」とエディ・ハーンは
『ザ・リング・マガジン』に語った。
「ただ、現時点では防衛戦を行わなければならない。時間が迫っている。ウォーカー戦であれば、今すぐにでも固めることができる。」
「ルイスは試合をする必要がある。もし大きなチャンスでなければ、任意防衛戦になるだろうし、その相手としてはコナー・ウォーカーが最も理にかなっていると思う。」
コナー・ウォーカー(17勝3敗1分、8KO)は、ウォルヴァーハンプトン出身の30歳。12月初旬にモンテカルロで行われた一戦で、高く評価されていたパット・マコーマックを12回でストップし、世界タイトル戦線に名乗りを上げた。
クロッカー陣営は、新WBO王者のデヴィン・ヘイニーとの王座統一戦の実現を望んでいたが、エディ・ハーンは、トゥルキ・アル・シェイクによる資金面での後押しがなければ、経済的に成り立たない可能性があることを認めている。
「私にとって、コナー・ウォーカーは世界王座に挑戦する権利を間違いなく勝ち取っている」と言い加えた。
「コナー・ウォーカーとルイス・クロッカーの初戦は年間最高試合の一つだった。非常に接戦で、しかも今回はベルファストでルイスにホームアドバンテージがあるし、今の彼の自信は最高潮にある。」
「もちろん、より大きな報酬を得られる他の試合にも目は向けている。ただ、デヴィン・ヘイニー戦となると、トゥルキ・アル・シェイクが動いて実現させない限り、あの試合で彼らが求め、必要とする金額を誰が支払うのか。興行として、その資金を生み出せないからだ」