シャクール・スティーブンソンは、特にボクシングキャリアにおいて、計画的に進めることを好む。
ジョシュ・パドリーを正式に片付けた今、スティーブンソン(23勝0敗、11KO)は次の試合に期待を寄せていた。ウィリアム・セペダは、ずっと戦いたいと願っていた相手の一人であり、ジャーボンテイ・デービスとの試合は、まさに彼にとっての「最高の宝石」だった。しかし今、その宝石は以前ほど輝き、汚れのないものではなくなっている。
数日前、デービス(30勝0敗1分、28KO)はラモン・ローチ相手に大苦戦を強いられた。通常、彼の強烈なパワーがピンチを救ってきたが、今回はそれが通用せず、ローチは完璧な戦いぶりを見せた。最終的に勝利こそ手にしなかったものの、敗北することもなく、試合はマジョリティ・ドローに終わった。
デービスの戦績は以前ほど完璧ではなくなったが、それでもスティーブンソンは彼との対戦を熱望している。しかし、もしその試合が実現しない場合、ローチに目を向ける可能性もある。
「ラモンとの試合をお願いするかもしれない」とスティーブンソンは『Cigar Talk』のインタビューで語った。「俺はラモンと本当に仲が良い。彼とは何年も前から知り合いなんだ。彼のパフォーマンスは素晴らしかったし、見ていて最高だったよ。」
ローチの親しい友人や家族でない限り、彼に大きなチャンスがあるとは思っていなかった人がほとんどだろう。しかし、スティーブンソンは以前から彼の実力を知っており、ローチが予想以上に厄介な相手になると公言していた。実際、スティーブンソンが2022年にオスカル・バルデスを圧倒する前、ローチは彼のメイン・スパーリングパートナーを務めていた。
その直接的な経験に加え、今回ローチが「パウンド・フォー・パウンド級のスター」とされるデービス相手に成し遂げたことを目の当たりにし、スティーブンソンは彼を高く評価している。しかし、どれだけ賛辞を送ったとしても、スティーブンソンはローチを自分にとっての「難敵」とは見なしていない。ローチの実力を認め、リスペクトしていることに疑いはない。しかし、「彼が俺に勝てるか?」と問われれば、その答えは明白である。
「俺が彼よりも格上だってことを証明したいね。」