キーショーン・デービスは、自分こそがワシル・ロマチェンコをもう一試合リングに引き戻せる人物かもしれないと考えている。

IBFライト級王者であるロマチェンコは、今後のキャリアについて明言を避けている。37歳の彼は、5月にジョージ・カンボソス・ジュニアをストップ勝ちして以来、一度も試合をしていない。

ウクライナ出身の3階級制覇王者は、当初11月に予定されていたWBAライト級王者ジャーボンテイ・デービスとの試合を辞退した。7月に交渉が決裂して以降、ロマチェンコの2025年の計画についてはほとんど明らかになっていない。

一方、キーショーン・デービスは、今年2月にロマチェンコの同郷であり、オリンピックのチームメイトであるデニス・ベリンチクを破り、現在のWBOライト級王者となった。

デービスは、同じトップランクに所属するロマチェンコを「最後の試合」へと誘うことができると考えている。

「ロマチェンコは素晴らしいキャリアを築いてきた」とデービスは『ザ・リング・マガジン』のインタビューで語った。「彼はこのスポーツのために多くを成し遂げ、十分な実績を残した。だから、今すぐにでも引退することはできる。でも、もし俺にチャンスをくれるなら、俺は感謝し、その機会を大切にしたい。彼が最後の試合を俺と戦ってくれるなら、それはとても大きな意味を持つし、価値のあることだ。彼はシャクール・スティーブンソンやジャーボンテイ・デービスのようなビッグネームと戦うこともできる。でも、俺もビッグネームの一人だ。俺との試合もビジネス的に大きな意味を持つはずだ。」と続けた。

デービス（13勝0敗、9KO）は、ロマチェンコ戦が実現するかどうかにかかわらず、2025年はアクティブに活動する意向を示している。

「できるだけ早く、夏が来る前に復帰したい」とデービスは語る。「今年はあと3試合は戦いたい。今年は俺の試合をもっとたくさん見ることになるはずだ。」と付け加えた。

Manouk Akopyan は『ザ・リング・マガジン』の主任ライターである。X（旧Twitter）およびInstagramでは@ManoukAkopyanで連絡可能。