日本の注目ボクサー、寺地拳四朗は、先月東京で行われた「今年の試合候補」とも言える激闘で、最後のラウンドに強さを見せて阿久井政悟をストップし、WBAとWBCのタイトルを統一した。
The Ringのフライ級ランキングで1位にランクされている寺地拳四朗は、同国のライバルを倒すために深く掘り下げた戦いを強いられた。
「ユリはメンタル的にもテクニック的にも非常に強かった」と寺地拳四朗(25勝1敗、16KO)は「ザ・リング・マガジン」に語った。「勝てて本当に嬉しい。この試合は間違いなく自分の今後のボクシングキャリアにとって重要な意味を持つと思う。」
33歳の寺地は、12ラウンドに入る時点で2人のジャッジのスコアカードで1ポイント差で負けていた。試合を観戦していると接戦に感じたが、寺地自身は勝つためにノックアウトが必要だとは感じていなかった。
「私はしっかりとポイントを取ることに集中していた」と寺地は言った。「彼が痛そうにしているのを見て初めて、フィニッシュを狙おうと思った。」
この劇的な勝利により、二階級制覇王者の寺地はThe Ringの神話的なパウンド・フォー・パウンド・トップ10に入ることとなった。
「10位にランクインできてとても嬉しい」と彼は誇りを持って言った。「ようやくトップボクサーたちの仲間入りをしたと感じている。もっと強いボクサーと戦って、ランキングを上げていきたい。」
「特に具体的なターゲットはないが、強いボクサーと戦って勝ちたいと思っている。[ジェシー]バム[ロドリゲス]も含めて。」
寺地の実績がさらに印象的なのは、WBCジュニアフライ級王座を8度防衛した後、マサミチ・ヤブキにタイトルを失ったものの(10ラウンドTKO)、その後立ち直り、ゲームを一段と上げて、ヤブキとの再戦で3ラウンドKOで圧倒的にリベンジを果たしたことだ。
その後、寺地はThe RingおよびWBA王者の京口紘人を7ラウンドTKOで撃破。その後、3度の防衛を経て、フライ級に上げるため王座を返上することを決意した。
112ポンドでの2試合では、寺地はクリストファー・ロサレス(11ラウンドTKO)を倒して空位のWBCタイトルを獲得し、WBA王者の阿久井政悟と統一戦を行い、12ラウンドTKOで勝利を収めた。
噂によると、寺地は7月に日本で試合を再開する予定で、対戦相手は後日発表されるとのことだ。
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