4階級で世界王座を獲得し、36歳という年齢を考えれば、ボクシングから身を引いても不思議ではない。
しかし、日本のスターはまだ引退するつもりはない。井岡一翔(34勝4敗1分、16KO)は、水曜日に東京の大田区総合体育館で行われる
マイケル・オルドスゴイティ戦に臨み、2連敗の流れを断ち切ることを狙う。
「バンタム級での新たな挑戦を本当に楽しみにしている」と井岡は『ザ・リング・マガジン』に語った。「前戦後、バンタム級に上げ、5階級目でのタイトル挑戦を決断した。この新しい階級で、さらに強くなった自分を見せられると思う。」
井岡一翔はバンタム級初戦で強い印象を残すことに意欲を示している。
「この階級でも王者になれるだけの力があると、誰もが感じるパフォーマンスを見せたい」と井岡は語った。「日本人初となる5階級制覇の世界王者を目指している。」
マイケル・オルドスゴイティ(15勝1敗、14KO)に勝利した場合、井岡は同胞2人を次の標的に据える。
「この階級の中心的存在になれるかは分からないが、王者になれるという自信はある」と井岡は続けた。「WBA王者の
堤聖也か、WBC王者の
井上拓真のどちらかと戦いたい。どちらも日本人の世界王者なので、日本人同士の対戦は日本のファンを本当に盛り上げられると思う。」
井岡は、ミニマム級、ライトフライ級、フライ級、スーパーフライ級で王座に就いた元王者で、すでに多くの選手を上回る実績を残している。それでもなお、自身のレガシーをさらに高められると感じている。
「もし5階級制覇の世界王者になれば」と井岡は説明した。
「挑戦することの大切さ、そして自ら挑む勇気を持てば大きなことを成し遂げられるということを示せると思う 。多くの思い出があるが、田中恒成との試合は、自分の強さを本当に示すことができた一戦だと感じている。」
一方、マイケル・オルドスゴイティは、これまでの12戦すべてをKOまたはTKOで制し、最初の12人の対戦相手を圧倒してきた。
24歳のコロンビア出身ボクサーはフェザー級でWBCグランプリに出場し、4月17日にサウジアラビア・リヤドで行われた6回戦で、メキシコの
アンヘル・サウセダ・イノホサ(12勝0敗、5KO、1NC)に敗れ、無敗記録が途絶えた。その後、オルドスゴイティは6月21日、ベネズエラのプエルト・ラ・クルスで行われた試合で、ベネズエラのアドリエル・エレーラ(4勝6敗、2KO)と対戦し、初回KO勝ちを収めて白星に戻った。
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