フロリダ州オーランド――
カイポ・ガレゴスがまだ19歳であるとは、金曜夜のパフォーマンスからはとても想像できない。
この130ポンド級のプロスペクトは、カリブ・ロイヤルで
アルベルト・メルカドを第2ラウンドで圧倒的にストップし、急速な上昇をさらに続けた。ガレゴス(10勝0敗1分、8KO)はメルカドを2度倒し、第2ラウンド終了後、メルカド陣営が試合を止める決断を下した。
メルカド(17勝9敗1分、4KO)は37歳であるが、スーパーフェザー級王者の
ラモン・ローチ(25勝1敗2分、10KO)や
オシャキー・フォスター(23勝3敗、12KO)、さらにWBAライト級1位の
フロイド・スコフィールド(19勝0敗、13KO)とフルラウンドを戦った実績を持っている。
「彼はタフな相手で、経験豊富なファイターだと思っていた」とガレゴスは『ザ・リング・マガジン』に語った。「彼はいろいろな強い選手と戦ってきたが、僕のようなタイプとはやったことがなかったと思う。彼にとって新しいタイプの相手だったし、僕たちは早い段階で仕事を終えることができた。」
第1ラウンドは互いの出方を伺う展開だったが、ガレゴスが鋭い左ストレートをレバーに叩き込み、メルカドをダウンさせたことで流れは一変した。そこからサウスポーのガレゴスはメルカドを切り崩し、空振りを誘い、痛烈なカウンターで罰を与えていった。
第2ラウンド終了間際、ガレゴスは再びボディへの左を打ち込み、メルカドを追い詰めた。そこから畳み掛ける連打で、この試合2度目にして最後のダウンを奪った。
「試合は中盤まで行くと思っていた」とガレゴスは語った。「ラウンド序盤にきれいなボディショットを当てたら、彼は効いていた。その後、2回目か3回目でダウンしたと思う。試合序盤からリズムが良くて、すごくやりやすかった。」
急上昇中のプロスペクトの実力に感銘を受けた一人が、元「年間最優秀トレーナー」のボブ・サントスである。この日の解説を務めていた彼はこう語った。
「彼の落ち着きぶり、リング内での感覚の良さは際立っている」とサントスは『ザ・リング・マガジン』に語った。「パンチの打ち分けも素晴らしい。今夜見たように、相手にレバーショットを決めた後、再び迷わずそこを狙える判断力を持っている。19歳の若さで、今夜は誰よりも彼に感銘を受けた。」
ラスベガス出身のガレゴスは、現在WBAスーパーフェザー級15位にランクされている。この早い勝利で、彼は早期の再登場を望んでいる。
「僕は毎日ジムでトレーニングして、いつ試合のオファーが来ても準備ができている」とガレゴスは語った。「プロモーターから試合の連絡を受けたら、すぐにでも戦える。常にコンディションを整えているし、彼らは僕を良いペースで育ててくれていると思う。」