イングランド・イプスウィッチ発 ―
ジャスティス・フニは、地元の人気者
ファビオ・ワードリーとの土曜夜のポートマン・ロード決戦に向けて、自己最高体重となる248ポンドで計量を終えた。
18勝無敗1分(17KO)のワードリーは当初
ジャレル・“ビッグ・ベイビー”・ミラーとの対戦が予定されていたが、ミラーが負傷により出場を辞退したため、フニが数週間前に代役として急遽オファーを受ける形となった。
それが、クイーンズランド出身のフニが自己最高となる248ポンドで計量を終えた理由かもしれない。この体重は、昨年7月のトロイ・ピルチャー戦で記録した自己最高を0.5ポンド上回るものだった。
一方のワードリーは、2022年11月にネイサン・ゴーマンに勝利して以来、一貫して240ポンド以上を維持しており、今回の計量では自身タイ記録となる243ポンドをマークした。これまでに同じ体重を記録したのは、昨年3月のフレイザー・クラークとの初戦のみであり、その試合はキャリア唯一の未勝利となっている。
しかしワードリーは再戦で激しく巻き返し、2024年でも屈指の凄惨なノックアウト劇でクラークを1ラウンドで沈めた。その勝利のご褒美として、長年望み続けてきたポートマン・ロードでの大舞台が今回ついに実現することとなった。
金曜日の計量はイプスウィッチ・コーン・エクスチェンジで行われたが、そこは2018年5月にワードリーが地元で最後に試合を行い、ノックアウト勝ちを収めた会場でもある。彼は今回も同様にフニを倒すと誓った。
ワードリーは「緊張は一切ない。これはずっと望んできたことのすべてだ。試合開始まであと数時間、明日の夜は特別なものになる」と語り、「今週は顔なじみや家族、友人に囲まれ、穏やかに過ごせたが、心配はいらない。明日はスイッチが入る。何があってもノックアウトを取る」と力強く意気込んだ。
一方で笑顔を見せるフニは、これまでの試合週を通してワードリーの凱旋試合を「自分の晴れ舞台」に変えると語ってきた。計量を終えた彼は「こういう雰囲気が大好きだ。すべてを楽しみ、全身で感じたい。この試合は6週間前に急きょ受けたけど、もう準備は万全だ。あとはリングに上がって楽しむだけだ」とコメントした。
セミファイナルでは波乱はなく、ピアース・オレアリーとリアム・ディロンの両者が
ヨーロピアン・タイトルをかけた対戦に向けて、スーパーライト級のリミットを問題なくクリアした。
計量結果一覧:
【ヘビー級】
- ファビオ・ワードリー ― 243ポンド
- ジャスティス・フニ ― 248ポンド
【ジュニアウェルター級(スーパーライト級)】
- ピアース・オレアリー ― 139.5ポンド
- リアム・ディロン ― 139.8ポンド
【ヘビー級】
- ネルソン・ヒサ ― 255ポンド
- パトリック・コルテ ― 239ポンド
【クルーザー級】
- マイク・ペレス ― 198ポンド
- スティーブン・ウォード ― 199ポンド
【ミドル級】
- ルイス・リチャードソン ― 159.15ポンド
- ドミトリ・プロトクナス ― 159.12ポンド
【ミドル級】
- サム・ギリー ― 160.8ポンド
- ギデオン・オニェナニ ― 159.10ポンド
【フェザー級】
- ウマル・カーン ― 127.15ポンド
- モイセス・ガルシア ― 129.13ポンド
【ジュニアライト級】
- ビリー・アダムス ― 133.8ポンド
- アレクサンダー・モラレス ― 132.9ポンド
【スーパーバンタム級】
- ジャック・ウィリアムズ ― 120.14ポンド
- フェルナンド・ホアキン・バルデス ― 126.1ポンド
【フェザー級】
- リリー・ウィンチ ― 128.1ポンド
- カテリナ・ドヴォルジャコヴァ ― 127.1ポンド