中谷潤人の次の征服が明確になった。
先週、WBCバンタム級王座の防衛戦でダビド・クエジャールに3回KO勝ちを収めたばかりの中谷潤人は、IBF118ポンド王者の西田凌佑と対戦する予定だ。
「プロモーターは、中谷を6月の第1週または第2週にリングへ戻し、西田凌佑との王座統一戦を実現させようとしている。」
日本のスター選手である中谷のキャリアを通じて指導してきたロサンゼルス在住のヘッドコーチ、ルディ・ヘルナンデスは、『The Ring』のインタビューでこう語った。
中谷潤人(30勝0敗、23KO)は『The Ring』のバンタム級1位にランクされ、PFP(パウンド・フォー・パウンド)ランキングでは9位に位置している。西田凌佑(10勝0敗、2KO)は『The Ring』のバンタム級2位にランクされており、中谷がクエジャールに勝利した後、リングに上がり試合のプロモーションを開始した。この対戦では空位の『The Ring』バンタム級王座も懸けられる予定だ。
「クエジャール戦では、中谷に10点満点中8.5点をつけた。完璧ではなかったからだが、試合が完璧になることはめったにない。」とヘルナンデスは語った。
「私は、自分の選手がもっと被弾を減らすことを望んでいる。観客としては、もう少し長く試合を見たかったかもしれないが、試合は終わるべき時に終わった。中谷はしっかりと仕事を果たし、幸運にも早めに試合を終えることができた。ただ、試合中に相手の打ち下ろしのパンチを受け、耳に軽いケガを負った。少しダメージがあったが、大きな問題ではない。」
ヘルナンデスは、中谷が引き続きバンタム級(118ポンド)で自分たちの道を進み、この階級を制圧することを目指していると説明した。その中には、日本人王者の堤聖也(WBA)や武居由樹(WBO)も含まれる。そして、「モンスター」井上尚弥が準備が整い次第、122ポンド(スーパーバンタム級)で対戦する用意もあると語った。
「もしチャンスがあれば、井上尚弥のラスベガスでのアンダーカードで戦う準備はできている。たとえ井上が今年、中谷との対戦を計画していなくてもね。」とヘルナンデスは語った。
「昨年、井上戦の話を初めて聞いたときは、緊張して胸が高鳴った。でも、最高の選手になるためには、最高の選手と戦わなければならない。井上が準備できたとき、俺たちも準備はできている。まるで彼の足跡をたどっているように思えるが、いずれ道が交わる日が来るかもしれない。俺たちは今日でも、その試合を受ける準備ができている。」
Manouk Akopyanは『Ring 』の主任ライター。XとInstagram(@ManoukAkopyan)で連絡が取れる。