ルディ・ヘルナンデス・コーチは、2013年に日本人ボクサーの
中谷潤人がトレーニングを託して以来、プロキャリアの全期間を通じて指導にあたる。
ともに3階級制覇を成し遂げ、パウンド・フォー・パウンドにランクインし、2024年の最優秀選手賞および最優秀トレーナー賞の最終候補に名を連ねるなど数々の実績を積み上げてきたが、ヘルナンデスは、今春に予定される
井上尚弥戦に向けて、中谷がさらなるレベルアップを必要としていることを認める。
「井上と戦う試合当日は、はるかに良い状態でなければならない。取り組める課題はいくつかあり、それが我々に有利に働くことを願っている」と、ヘルナンデスは
『ザ・リング』に語る。
「この試合を50対50、60対40、70対30と見る人がいるかどうかは分からない。しかし、我々は井上よりも良くならなければならない。彼に勝つ方法を見つけなければならない。逃げるつもりはない。勝ちに行く」。
中谷(32勝0敗、24KO)は、ルディ・ヘルナンデスが「
第二のフリオ・セサール・チャベス・シニア」と評した相手を退け、激闘の末に勝利をつかむ。一部の予想を超える厳しい試練を強いられたが、ヘルナンデスはこの内容を過度に重視すべきではないと警告する。
「セバスチャン・ヘルナンデスと井上尚弥は、中谷にとってまったく異なるスタイルの相手だ」と語る。「井上はセバスチャンほど体が大きくもなく、フレッシュでもない。しかし誤解しないでほしい。私は今でも井上が世界最高の選手であり、パウンド・フォー・パウンド1位だと思っている。彼はいまだ全盛期にあり、ボクシング史上屈指の安定した王者の一人だ。32歳にして、今なお歴史を作り続けている」。
では、中谷はキャリア最大の難敵をどのようにして打ち破るのか。
「潤人は直近の試合で、まさに人生最大の一戦を戦う」とヘルナンデスは笑いながら語る。「井上は特別なファイターだが、潤人も同じだ。前戦で潤人は、簡単に崩れず、最後まで戦い抜くことを示す」。
「井上を捉えてダウンさせれば勝てる、などとは考えていない。予測可能な動きをすれば、彼にタイミングを取られて潤人は捕まる。そして井上のパンチは、非常に強烈だ」。
井上(32勝0敗、27KO)は、アラン・ピカソを相手にスーパーバンタム級4団体統一王座をユナニマス・デシジョンで防衛し、圧倒的な強さを改めて示して中谷とのスーパーファイトを実現させる。
「潤人がKOで勝つ姿は想像していないが、判定で井上に勝てると思っている」とヘルナンデスは語る。「ラウンドを取って勝つ。おそらく6.5対5.5くらいだ。もしKOで勝つことがあれば、それは本当に素晴らしいことだ。その可能性に期待して指を交差させている」。
Manouk Akopyanは『ザ・リング』の主任記者で、Xとインスタグラムでは@ManoukAkopyanでフォローできる。