ジュニアウェルター級プロスペクト、
ルスラン・アブドラエフに限界はない。
そう語るのは彼のトレーナー、ジョエル・ディアスだ。ディアスは、アブドラエフ(3勝0敗1KO)を「10年に一度出るかどうかの才能」であり、近い将来に世界王者になれる素質を備えていると信じている。
ウズベキスタン出身の23歳、アブドラエフはゴールデンボーイ・プロモーションズと契約し、今年3月にプロデビュー。先週末には、タフなケビン・ジョンソンを相手に8回戦の判定で圧勝を収めた。
「彼は10年に一度現れるかどうかの逸材だ」とディアスは『
ザ・リング・マガジン』に語った。
「ゴールデンボーイがすでにルスランをトッププロスペクトと見なしていることに感謝している。プロ経験が浅いにもかかわらず、すでに強敵と戦っている。それは彼らが彼を信頼し、大きな計画を持っている証拠だ。」
ディアスは、殿堂入りを果たしたティモシー・ブラッドリー・ジュニアをキャリアの大半で指導してきた人物であり、カリフォルニア州コーチェラバレーの拠点で数多くの東欧系ファイターを手掛けてきた豊富な経験を持つ。近年では、
ドミトリー・ビボル、
イスラエル・マドリモフ、
ムロジョン・アフマダリエフ、シャフラム・ギヤソフ、ベクテミル・メリクジエフらを指導してきた。
マネージャーのヴァディム・コルニロフによれば、アブドラエフはウズベキスタンで8度のナショナルタイトルを獲得し、アマチュア戦績は286勝8敗、うち80勝以上がストップ勝ちだという。実績としては、2023年IBA世界選手権優勝、2022年と2023年のアジア選手権制覇、そして2024年オリンピックでのベスト8入りが含まれる。
「ルスランには大きな可能性を感じる」とディアスは語った。
「彼は非常にスキルの高いオールラウンド型のファイターだ。パワーも攻撃力も防御力も素晴らしい。フィジカルも強く、スピードがあり、頭もいい。来年にはチャンピオンになれる力を持っているし、あと6試合以内でそのレベルに到達できるだろう。」
Manouk Akopyan
は「ザ・リング・マガジン」の主任ライター。
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