元世界王座挑戦者同士の一戦で、
ジェイビエル・シントロンと
ジョナサン・ロドリゲスが土曜日に対戦する。
両者の実力が拮抗するバンタム級10回戦は、ニューヨーク州ブルックリンのバークレイズ・センターで行われるス
ブリエル・マティアス対ダルトン・スミスのアンダーカードとして組まれた一戦。イベントは米東部時間午後8時、日本時間午前1時にPPV.comでライブ配信される。
「ジョナサン“タイタン”のような素晴らしいファイターと対戦できるのは大きなチャンスだ。彼はワールドクラスの競争者であり、将来に向けた準備にもなる」と、シントロン(13勝1敗、6KO)は
『ザ・リング・マガジン』に語った。
「簡単な試合にはならないと分かっている。ボクシングに簡単な試合は一つもない。どの試合でも命を懸けている。常にあらゆる状況を想定してリングに上がる。苦しい状況に置かれる感覚も、ボクシングで起こり得るあらゆる状況への対処も分かっている。20年以上のボクシング経験があり、今は勝利し、自分がトップレベルに属していることを皆に示すための最高の状態だと感じている。」
ジェイビエル・シントロンは幼少期からボクシングの道を歩む運命にあり、父ハビエルの後を追ってきた。アマチュア時代から頭角を現し、2012年大会と2016年大会のオリンピックに母国を代表して出場した、2度の五輪出場を果たした唯一のプエルトリコ人ボクサー。
2017年4月、フロリダ州のキシミーで開催されたトップランク興行で米国デビューを果たしプロ転向。当時プロ戦績3戦全勝だった
テオフィモ・ロペス(その後2階級制覇)や、
直近で世界王座に挑戦したクリストファー・ディアス・ベレスも同興行に名を連ねていた。
段階を踏んでキャリアを重ねた末、2019年12月のWBO世界スーパーフライ級王座挑戦では善戦したものの、経験で上回る
井岡一翔に及ばなかった。
しかし、それが学びの糧となるどころか、彼の人生は別の方向へと進むことになった。
「うつ状態や膝の手術、そして多くの個人的な困難を経験した」と彼は明かした。「リアリティ番組に出演することを決め、『Exatlon United States』シーズン5でチャンピオンになった。その後Exatlonに復帰したが、そこで膝を負傷し、ボクシング復帰はさらに遅れることになった。」
「その4年間のブランクの間、ボクシングに戻るために、すべての障害に正面から向き合い、踏ん張り続けなければならなかった。トンネルの先に光は見えなかったが、神にすがることで復帰する力を得た。フレッシュ・プロダクションのチームにも支えられ、彼らが励ましの言葉をかけ、大きな形で戻る手助けをしてくれた。」
古くからの格言にあるように、折れなかったものは人を強くし、シントロンは2024年、母国プエルトリコで行われたスブリエル・マティアスがメインを務めたアンダーカードで、内容の異なる勝利を挙げて復帰した。
「引退を経て、これまで以上に強くなって戻ってきた。復帰後は2勝を挙げており、今がキャリア最高のコンディションだと感じている。より強く、より速く、より巧みで、これまで以上に飢えている。」
現在30歳のシントロンは、より成熟し、人として、そしてボクサーとしての成長を示す準備が整っており、最終的には長年掲げてきた目標を実現する段階へ進もうとしている。
「ボクシング面での変化は計り知れない。人としてもまったく別人だ。当時、井岡と戦った頃の自分の半分にも満たない存在ではない。今もしリングで井岡一翔と対峙することがあれば、圧倒的な内容で勝利している自分がはっきりと見える」と彼は語った。
「今はこれまで以上に万全の準備ができており、大きな勝利をつかみ、何年も自分を待ってきたもの、すなわち運命である世界王座を手にする時だと感じている。」
ジョナサン・ロドリゲス(25勝2敗1分、17KO)は2018年8月にプロ転向。メキシコ出身のロドリゲスはプロ初戦から16連勝を飾ったが、その後、ホセ・マルティン・エストラーダ・ガルシアに10回戦のスプリット判定で初黒星を喫した。
その後は力強く立て直し、元世界王座挑戦者のフェリペ・オルクタを10回TKO、フリアン・イェドラスを初回KOで下すなどして、2021年4月、当時のIBF世界スーパーフライ級王者
ジェルウィン・アンカハスへの挑戦権を獲得した。善戦はしたものの、12回戦の判定負け(3-0)を喫した。
復帰後は3勝を挙げ、2023年7月には同国出身のイスラエル・ゴンザレスと10回戦で引き分けた。昨年7月にはWBO世界王座を懸けて
田中恒成と対戦予定だったが、6ポンドの体重超過で計量を失敗し、その後バンタム級へ階級を上げている。
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