モーゼス・イタウマは、ヘビー級で次のビッグスターになる存在と目されている。
イタウマ(13勝0敗、11KO)は、トップ王者になれるだけの全ての資質を備えているように見える。そのスキルが称賛される中、
1月24日にマンチェスターのコープ・ライブ・アリーナでジャーメイン・フランクリンを難なく突破すると多くが信じている。
ここ数試合で、この20歳は対戦相手を次々となぎ倒してきた。とはいえ、
イタウマが今年に入りマイク・バロガンとディリアン・ホワイトをストップしているにもかかわらず、そして不利な状況が揃っているにもかかわらず、フランクリンは戦わずに倒れるつもりはない。
フランクリンは最近の記者会見でこう語った。「俺はジャーメイン・フランクリン、内でも外でも戦士だ。俺はこれに命を懸ける。あいつは仕事をやり遂げなきゃならない。俺は誰の前でも横たわらない。」
フランクリンの自信は根拠のないものではない。ディリアン・ホワイトとアンソニー・ジョシュアに連敗した後、この32歳のコンテンダーは3連勝を飾っている。
しかし、その勝利にもかかわらず、ボクシング界の全体的な空気感は変わっていない。端的に言えば、イタウマは若すぎて、速すぎて、強すぎて、そしてうますぎると見られている。とはいえ、フランクリン(24勝2敗、15KO)はそのどれにも気を悪くしていない。ミシガン出身の彼は自分が何を持ち込めるかを理解しており、それを見せるのが待ちきれない。
フランクリンは、懐疑的な声がモチベーションを与えるかと問われるとこう答えた。「それは火に油を注ぐようなものだ。俺は人生ずっと、周りの間違いを証明してきた。俺は多くの危険を持ち込む。少しクセがあって、いろんな体勢からいろんなことができる。相手にとっては対応が難しい。俺はこの試合でとてつもない脅威になる」。
イタウマはまだ極限まで追い込まれたことがなく、プロとしてのラウンドを積むのに苦労している。
では、イタウマが限界まで追い込まれたら何が起きるのか?
その問いにはまだ答えが出ていないが、フランクリンは相手がその状況に直面せざるを得ないような展開に持ち込むつもりだ。
「この試合では全部をテストする。」とフランクリンは言い加えた。「簡単なことなんて何もない。あいつは勝つために働かなきゃならない。俺は戦いに来た戦士だ。自分の持ち味を出せる。だから、すべてを試せると分かっている。」