ジャロン“ブーツ”エニスは、自身のキャリア最大の試合に完全に集中していると語っており、土曜の夜、アトランティックシティのジム・ウィーラン・ボードウォーク・ホールで行われる注目のウェルター級王座統一戦で、同じく世界王者のエイマンタス・スタニオニスと対戦する。この試合はDAZNで世界中に生中継される。
エニス(33勝無敗29KO)は、147ポンドでの統一戦を待ち望んでおり、IBF王者として、WBA王者スタニオニス(15勝無敗9KO)のベルトを奪い、さらにリング誌の王座も手にすることで、ウェルター級の絶対王者になるという夢への第一歩を踏み出すことができる。
27歳のエニスは、ウェルター級ですべてのベルトを手に入れてから154ポンドに上げると以前から公言してきたが、今は他の王者たちとの対戦の話を一切遮断し、有名なボードウォークでの厳しい一夜に集中している。
「俺はすべてのベルトを手に入れるためにここにいる。そして今はスタニオニスに集中している」とエニスは語った。「土曜に勝てば、俺はWBA、IBF、そしてリング誌のチャンピオンになる。そこから次が見えてくるだろう。でも今は間違いなくスタニオニスに集中している。みんなが求めているものを見せる準備はできている。彼にとっても大きな試合だし、彼がこの試合を受けてファンの期待に応えてくれたことは嬉しい。俺がこの階級のナンバーワン、彼がナンバーツー。俺は集中しきってるし、めちゃくちゃ集中してる。」
「俺がやるべきことはただ一つ――相手に手を出すこと。それだけだ。ネットで口喧嘩するつもりなんてない。ファイターたちが試合を盛り上げようとする気持ちはわかるけど、もう試合は成立してるんだ。だからそんな必要はない。まあ、人それぞれだけどな。」
「今の俺は、人が何を言おうと気にしない段階にいる。というのも、どんなに完璧な試合をしても、たとえば相手に一発も打たせなかったら『KOできなかったのか』と言われるし、KOすれば『スタミナがあるのか分からない』なんて言われる。だから俺は自分にとってベストなことをやるだけ。自分に集中してる。他人の意見なんて気にしないし、ほかの試合のことも考えていない。今はこの試合だけだ。」
「ファンはあらゆるものを見たがるけど、俺はそれを見せてるつもりだ。でも、人の意見を気にしてる余裕はない。もしネガティブなことを言われたとしても、それは俺を黙らせたいというモチベーションになるだけさ。」
「チュカジアン戦は難しかったよ。すでに12ラウンド全て取って勝った相手と、IBFのベルトを守るためにまた戦わなきゃならなかった。でも結局、やらなきゃいけないことはやるしかない。義務戦をクリアできて良かったし、あの試合があったからこそ今回のキャンプではもっと頭を使えている。この試合が本当に楽しみだし、しっかり魅せるつもりだよ。」