42歳という年齢にもかかわらず、
エリスランディ・ララは自分がまったく衰えていないと感じている。
実際にそうかどうかは主観的な問題であるが、元二階級制覇王者であり現WBAミドル級王者のララは、ここ数年ほとんど汗をかくこともなくリングを支配してきた。それでも、12月6日に
テキサス州サンアントニオのフロスト・バンク・センターでIBFおよびWBOミドル級王者
ジャニベック・アリムハヌリと対戦する際には、容易ではない戦いが待ち受けていると見られている。
ララにとって統一王者になることは、現実的には難しいかもしれない。とはいえ、ポーリー・マリナッジは彼を軽視していない。結局のところ、すべては試合当日にどのジャニベック(17勝無敗、12KO)がリングに現れるかにかかっている。
「ジャニベックが有利だとは思うが、もしも彼がまたつまらないパフォーマンスを見せたら、ララにはそれをかき乱す老獪さがある」と、マリナッジは自身のYouTubeチャンネル「ポーリーTV」に投稿した動画の中で語った。
スーパーウェルター級時代、ララ(31勝3敗3分、19KO)はブライアン・カスターニョやグレッグ・ヴェンデッティとの試合で精彩を欠いた。しかし、2021年にミドル級へ階級を上げて以来、まるで別人のような姿を見せている。2024年9月にダニー・ガルシアを倒した試合を含む4連続KO勝利を収め、現在は絶好調の波に乗っている。
もっとも、これらの実績もジャニベックを脅かすことはないようだ。統一ミドル級王者の彼は、直近の試合でアナウエル・ンガミセンゲを第5ラウンドTKOで下し、圧倒的な強さを見せつけた。
それでも、リング上で時折、集中力を欠いたように見える場面もある。マリナッジの見解によれば、その致命的な欠点はララ戦では決して顔を出してはならない。
「今回はジャニベックが本気を見せることが何よりも重要だと思う」とマリナッジは続けた。「ララがどんな戦いをするかは、だいたい予想がつく。だが、ジャニベックが万全の状態で臨まなければ、ララに番狂わせを起こされるだろう。」