ジャニベク・アリムハヌリはまだスーパースターにはなっていないが、その目標を達成する時間はまだ残っている。
率直に言って、ミドル級はかつてほど盛り上がっていない。ジャモール・チャーロは長らく姿を消しており、ゲンナジー・ゴロフキンは事実上引退、ダニエル・ジェイコブスは昨年正式にグローブを置いた。そして、デメトリアス・アンドラーデのような選手でさえ、かなり前にこの階級を去っている。
アリムハヌリが対峙しなければならない新たな顔ぶれであるエリスランディ・ララやカルロス・アダメスは、まだ彼とリングで拳を交えていない。とはいえ、二つのタイトルを持っていても、統一戦への意欲を彼らに与えることはできていない。31歳の彼は4月5日にアナウエル・ンガミセンゲを相手にIBF・WBOミドル級王座の防衛戦を行う予定だが、アリムハヌリは無冠統一の夢を捨ててでも、大金が動く一戦、そしてカネロ・アルバレスとのより大きなチャンスを狙う準備ができている。
アリムハヌリによれば、アルバレスのスーパーミドル級に移ることは何も心配することではない。サイズやパワーで若干の不利を背負うかもしれないが、もし両者が対戦すれば、アルバレスにそのアドバンテージを与えたところで大した影響はないだろう。
メキシコのスターにとって、アリムハヌリは馴染みのない存在かもしれない。34歳のアルバレスは目前に控える対戦相手であるウィリアム・スカルに全神経を集中させており、アリムハヌリのことは全く念頭にないだろう。
アルバレスはスカルを倒して二度目の四団体統一王者を目指しているだけでなく、テレンス・クロフォードの名前も対戦候補として控えている。
『ザ・リング・マガジン』が最初に報じたように、アルバレスはスカルに勝利すれば、直後にクロフォードと対戦する予定だ。アルバレスはこれまで誰にとっても楽な相手と見なされたことはなく、敗北を喫した試合でさえも同様だった。しかし、それは彼がまだアリムハヌリのような相手と対戦していないからに過ぎない。もしPFPスターであるアルバレスが、自分に大舞台でのチャンスを与えるなら、アリムハヌリは自分が彼を遥かに上回る存在であることを証明できると信じている。
「それは自分にとって簡単なことだ」とアリムハヌリは『Seconds Out』のインタビューで語った。「それは自分にとって簡単なことだ。」