2度の世界スーパーミドル級王者ジェームス・デゲールが、ボクシング引退からほぼ7年を経て格闘技界に復帰することを発表した。
デゲールは9月27日、ベアナックル・ファイティング・チャンピオンシップでデビューを果たし、戦績15勝2敗(10KO)のオーストラリア人マット・フロイドと対戦する。
2008年のオリンピック金メダリストであるデゲールは、2019年2月にクリス・ユーバンク・ジュニアに判定負けを喫したのを最後に、25勝3敗1分(15KO)の戦績で引退した。最近になってボクシング復帰を示唆しており、ハーリー・ベンとの対戦が進行中であるとの噂も流れている。
しかし彼は、グローブを着けずに挑戦することを決めた。フロイドとの対戦は、マンチェスターのAOアリーナで行われる興行のメインイベントとして行われる予定である。
「俺が戻ってきた」とデゲールはSNSで発表した。「今回はグローブなしだ。みんながどんな自分を見ることになるのかと聞いてくる……7年のブランクで身体は癒え、心は研ぎ澄まされた――過去最高の俺だ。破壊は間近だ。サークルで会おう」
39歳のデゲールは、2015年5月にボストンでアンドレ・ディレルに判定勝ちし、IBF世界スーパーミドル級王座(168ポンド)を獲得した。その後、ケベックでルシアン・ブーテ、ワシントンでロヘリオ「ポーキー」メディナを下し、同王座の防衛に成功した。
彼は2017年1月、ブルックリンのバークレイズ・センターでWBCスーパーミドル級王者バドゥ・ジャックと激闘を演じ、記憶に残る引き分けとなった。続く試合ではケイレブ・トゥルアックスにまさかの敗北を喫し、IBF王座を失った。
しかしその敗北からわずか4カ月後、デゲールはラスベガスのハードロック・ホテル&カジノでケイレブ・トゥルアックスに判定勝ち(3-0)を収め、IBF王座を取り戻した。