ジェイク・ポールが今夏、クルーザー級でフリオ・セサール・チャベス・ジュニアと対戦することが決定的となったと、関係者がザ・リングに語った。
フリオ・セサール・チャベス・ジュニア「フリオ・セサール・チャベスの息子」は現在39歳。2011年から2012年にかけてWBC世界ミドル級王者として君臨した実績を持つ。
チャベス(54勝6敗1分、34KO)は、昨年夏にポールのアンダーカードで元UFCファイターのユライア・ホールと対戦し、6ラウンドの判定勝ちを収めた。これは実に3年ぶりの復帰戦だった。情報筋によると、マイク・タイソンとの11月の試合とは異なり、今回の一戦はNetflixでの配信は行われないという。
ポール(11勝1敗、7KO)は、来月カネロ・アルバレスとの対戦に向けた契約成立目前だったが、土壇場で交渉が破談。カネロが「リヤド・シーズン」との4試合契約を結んだことが原因だった。
28歳のポールは、58歳のマイク・タイソンと対戦し、2分×8ラウンド制、14オンスグローブを使用した試合で判定勝利を収めた。SNS界のスターである彼の唯一の敗戦は、2023年にトミー・フューリーとのスプリット・ディシジョンによるものだった。
チャベスが最後に世界クラスのボクサーと拳を交えたのは2019年、元王者ダニエル・ジェイコブスに5ラウンドでストップされた試合だった。
チャベスが2017年にカネロと対戦した際の完封判定負けは、100万件を超えるPPV購入数を記録した。2021年には、UFCのレジェンドであるアンデウソン・シウバにも判定で敗れている。
昨年、チャベスはロサンゼルスのリハビリ施設に入所した。重罪の銃器所持で逮捕されたことがきっかけだった。
Mike Coppingerは、ザ・リングの上級ボクシング記者。かつてはESPNでもボクシング情報の最前線を伝える記者として活躍した。X/Instagramでは @MikeCoppinger をフォローできる。