ジャック・カテラルは、万が一欠場者が出た場合に備え、『ザ・リング』が5月2日にタイムズスクエアで開催するイベントに急遽出場する準備ができていると、プロモーターのエディ・ハーンが明かした。
このイベントは、『ザ・リング』がゲームシリーズ『餓狼伝説:CITY OF THE WOLVES』を制作したSNKゲームズと提携して開催するもので、ライアン・ガルシア対ロランド・ロメロの試合がメインイベントとして予定されている。
この3試合で構成されるカードには、ウェルター級のデヴィン・ヘイニー対ホセ・ラミレス戦、そしてテオフィモ・ロペスがWBO/リング誌認定の140ポンド王座を防衛するアーノルド・バルボサ・ジュニア戦も含まれている。
バルボサ・ジュニア(32勝無敗11KO)は先月マンチェスターでジャック・カテラル(30勝2敗13KO)と対戦し、極めて僅差のスプリット判定で勝利を収めた。そしてその直後、世界タイトル挑戦のチャンスを得てロペス戦に臨むこととなり、カテラルは地元での敗北を悔しがる結果となった。
しかし、ハーンによれば、カテラルは今後「調整試合」に出場することはないとのことであり、彼はあくまで大きな試合にのみ集中している。
つまり、カテラルは現在もジムでトレーニングを続けており、もし機会が訪れれば、数週間後のタイムズスクエアイベントに欠場者の代役として急遽出場する準備が整っている。
ハーンは『ザ・リング』に対して次のように語った。「ジャックは大きな試合に備えている。5月2日の試合に向けて準備を続けており、もし誰かが欠場すれば、彼がすぐに代わって出場する。そしてそうでなければ、夏の終わりにマンチェスターで再登場する予定である。」
また、ジョシュ・テイラーとの三度目の対戦の可能性にも触れたほか、今週末シドニーでジェイク・ウィリーと対戦するジョージ・カンボソス・ジュニアも有力な対戦相手候補であるという。
マッチルームの責任者であるヘーンはさらに、「ジャックが求めているのは最大級の試合である。それがジョシュ・テイラーとの第3戦であれ、ジョージ・カンボソス・ジュニアとの試合であれ、世界タイトル挑戦であれ、あるいはウェルター級でのキャッチウェイトマッチであれ、関係ない。」と述べた。
昨年の『マッチルーム対クイーンズベリー』5対5対抗戦の続編として計画されているカードに関しても、カテラルがテイラーと対戦する形で出場する可能性について、ハーンは次のように言及した。「夏の終わり頃、同じような日程で開催される予定であり、バルボサ・ジュニア戦前の段階ではカテラルは世界タイトルを目指す予定だった。」
「今はその計画は後退したが、依然として大きな試合を探している。彼の次戦は確実にビッグファイトになる。」