ロンドン(イングランド)発――元英国・コモンウェルスクルーザー級王者
アイザック・チェンバレンが、リング復帰に向けてピーター・フューリーとトレーニングを行っている。
チェンバレン(16勝3敗、8KO)は、2024年6月にロンドンのセルハースト・パークで行われた空位のヨーロピアンクルーザー級王座決定戦で
ジャック・マッシーに判定(3-0)で敗れて以来、リングから遠ざかっている。
31歳のチェンバレンは、サリーを拠点とするトレーナー、アダム・ブースのもとで一時的にトレーニングを行っていたが、その期間中に試合を実現させることはできなかった。
そして現在、ロンドン出身のチェンバレンは北部チェシャー州コングルトンへと拠点を移し、
2度の世界ヘビー級王者タイソン・フューリーの叔父であり元トレーナーでもあるピーター・フューリーの指導を受けている。
クルーザー級のチェンバレンはリング復帰に向けて調整を進めており、新たに同門となったヘビー級の
マッティ・ハリスらとのスパーリングを重ねながら、再びタイトル戦線への返り咲きを目指している。
チェンバレンは2023年10月、ロンドン・ベスナル・グリーンのヨーク・ホールで行われた試合で、当時無敗だった
ミカエル・ラワルにキャリア最高の勝利を収め、英国およびコモンウェルスクルーザー級の2本のベルトを獲得した。
この勝利によって、チェンバレンはクリスタル・パレスFCの本拠地セルハースト・パークで開催された、
クリス・ビラム=スミス対
リチャード・リアクポーの世界タイトル防衛戦のアンダーカード出場権を手にした。
しかしその夜、チェンバレンはジャック・マッシー戦で苦戦し、僅差の判定で敗北。以来17か月間、リングから遠ざかっている。