ティム・チューは、再び世界タイトルへの挑戦を望んでいる。
しかし今週初め、シドニーで
アンソニー・ベラスケスを相手に大差の判定勝利を収め、見事に立て直す。自信を取り戻したチュー(26勝3敗、18KO)は、再び王者の座へ返り咲くことを見据える。
「
ザンダー・ザヤスを寄こせ」と、チューは試合後の記者会見で語る。
「プエルトリコ人を一人倒した。次は本命のプエルトリコ人だ。」
ザヤス(22勝0敗、13KO)はチューの挑発を耳にしたかもしれないが、目前にはより重要な課題が控えている。
ザ・リング誌ジュニアミドル級5位でWBO王者のザヤスは、1月31日にプエルトリコ・サンフアンで、WBA王座を持つ
アバス・バラウとの統一戦を予定している。
チューはしばらく順番待ちを強いられることになりそうだが、長くリングを離れるつもりはない。
「アクティブでいたい」とチューは語る。
「リングから離れているのが本当に嫌なんだ。」
元WBO王者のチューにとって、試合間隔の問題はない。2023年以降、すでに8試合をこなしている。直近5戦では2勝3敗と内容は決して良好とは言えないものの、自身は再び軌道に乗りつつあると感じている。
再度の王座戴冠を追い求めるだけでなく、チューはトップ選手たちと競い合うスリルを求めている。
「本当に必死に努力してきたし、勝てたことには満足している」とチューは語る。
「でも、これで満足しているわけじゃない。トップ中のトップと、またリングで戦いたい。」