カート・スコビーは番狂わせを起こして、140ポンド級の有力選手として自らの地位を確立できるか。
そのチャンスは土曜日に訪れる。ロンドンのトッテナム・ホットスパー・スタジアムで行う、
クリス・ユーバンク・ジュニア対コナー・ベン第2戦のアンダーカードで、イギリスの新星
アダム・アジムと10回戦を戦う。
スコビー(18勝1敗、16KO)は、9月19日に
アレックス・マーティンを8回TKOで下してから短期間での再登場となる。昨年初めにキャリア唯一の敗戦──ダコタ・リンガーに6回TKO負け──を喫して以降、29歳のスコビーは5連勝中で、そのすべてをノックアウトで飾っている。
前戦:9月19日にニューヨークのソニー・ホールでマーティンを8回TKOで下す。
オッズ:スコビーはファンデュエルのオッズで+540と大きなアンダードッグとなる。
スコビーが勝つには? スコビーの最も効果的な武器はおそらくジャブであり、アジム相手には序盤から頻繁にこのジャブを出して主導権を握る必要がある。
アジムは、距離を詰めて強打を打ち込める時に最も力を発揮するタイプで、特に左フックと右アッパーが得意だ。スコビーのジャブは、アジムにその距離を詰めさせず、パンチを打たせないための鍵となる。
また、アジムはコンビネーションの最中に隙を見せることがあり、パンチを打った後に手を素早く戻さない傾向がある。そのため、スコビーがアジムと同時に打ち合う場面で成功を収める可能性もあるが、無闇に打ち合いに応じるのは避けた方がいいだろう。
さらに、スコビーは試合のペースを掌握し、前に出て圧力をかけ続ける必要がある。もしそれができなければ、リンガー戦で経験したような苦境に陥る可能性が高い。
勝てば何を意味するのか?
アジムは140ポンド級で台頭中の有望株として注目を集めている。もしスコビーが勝利を収めることができれば、2026年に向けて要注目の存在として一気に名を上げることになる。
放送/配信:DAZNペイ・パー・ビュー
米国では59.99ドル(東部時間午前11時45分)、英国では24.99ポンド(英国時間午後4時45分)で配信される。