アダム・アジムは、層の厚い140ポンド級で本格的なコンテンダーへと近づくことができるのか。
その答えを示すチャンスが、ロンドンのトッテナム・ホットスパー・スタジアムで行われるクリス・ユーバンク・ジュニア対コナー・ベン第2戦のアンダーカード、カート・スコビーとの10回戦で訪れる。
アジム(13勝0敗10KO)は2月1日に元世界タイトル挑戦者セルゲイ・リピネッツを9回TKOで下し、キャリア最大の勝利を挙げた。3回にダウンを奪った後、強烈なフックとアッパーを浴びせ続け、試合を圧倒した。スラウ出身のアジムはWBC9位、IBF10位にランクされている。
23歳のアジムはスコビー(18勝1敗16KO)戦に向けて、現在4試合連続KO勝利中と勢いに乗っている。
前戦:2月1日、ロンドンのウェンブリー・アリーナでリピネッツを9回TKOで下す。
オッズ:FanDuelによると、アジムは‐1100の圧倒的な本命。
勝利の鍵:アジムが持つパワーショットの精度と破壊力が、今回も試合を決定づける要素になる可能性が高い。
アジムがスコビーのジャブをかいくぐることができれば、得意の距離に踏み込み、リピネッツを痛めつけたあの強烈な右アッパーと左フックを打ち込むチャンスを得ることができる。スコビーにとってジャブは最大の武器であり、その間合いを詰めることができれば、彼の攻撃力を大きく削ぐことにつながる。アジムの右アッパーは、インサイドで特に効果的な武器になり得る。
またアジムは試合のテンポを上げ、スコビーを後退させ続ける戦い方を選ぶのが賢明だ。スコビーが唯一敗れた2024年4月のダコタ・リンガー戦(6回TKO負け)では、終始動き回りながらディフェンスに追われ、プレッシャーによって動きが鈍ったところに右アッパーを被弾。その後、連打を浴びてストップされた。
勝利した場合、それがランキング上の大きな前進につながるとは限らない。だが、この規模のイベントで印象的なパフォーマンスを見せることができれば、2026年に大きな試合を手にする足がかりになる可能性がある。
放送/配信:DAZNペイ・パー・ビュー 米国では59.99ドル(東部時間午前11時45分)、英国では24.99ポンド(英国時間午後4時45分)。