イングランド・マンチェスター ー レオ・アタンの待望のプロデビュー戦は、土曜の夜、わずか2分29秒で幕を閉じた。
ヨーク出身の18歳ヘビー級プロスペクトは、AOアリーナで行われたジャック・カテラル対ハーレム・ユーバンク戦のアンダーカードで、ミレン・パウノフ(7勝16敗、5KO)を初回に左ボディフックの連打で仕留め、短時間で決着をつけた。
アタン(1勝0敗、1KO)はアマチュア時代に数々のタイトルを獲得し、昨年11月にはU19世界王者に輝いた。今回は短時間でパウノフを片付けたものの、将来性を十分に示した。大舞台でも浮足立つことなく、ジャブで相手の警戒を散らしつつ、的確な左ボディを決めて試合を終わらせた。
試合後、レオ・アタンのプロモーターであるエディ・ハーンは、トゥルキ・アル・シェイクからメッセージを受け取ったことを明かした。リヤド・シーズンの代表であるアル・シェイクは、アタンを称賛し、今後も世界中で試合を経験させながら多くのチャンスを与えていくと述べた。
同じ夜、パット・ブラウン(3勝0敗、3KO)も2週間で2度目のストップ勝ちを飾り、ルイス・オークフォードを初回で圧倒した。
一見すると、ワイコム出身のオークフォード(6勝3敗)は2024年五輪代表であるブラウンにとってキャリア初期の良い試練となるはずだった。しかし、マンチェスターのクルーザー級ブラウンの体格とフィジカルには太刀打ちできなかった。
ブラウンは動き回るオークフォードを落ち着いて追い詰め、無駄打ちをせずに攻めた。やがてオークフォードはコーナーに追い詰められ、ブラウンが一気に攻勢をかける。25歳のブラウンは見た目以上にスピードがあり、頭部とボディに強烈な連打を浴びせた。レフェリーのジョン・レイサムが試合を止めたのは初回2分6秒だった。
オークフォードは倒れることはなかったが、反撃の糸口もなく、ストップは時間の問題だった。