本日、期待のスーパーフェザー級ボクサー堤駿斗が、元プロスペクトのハイメ・アルボレダと対戦することが発表された。試合は、WBA世界スーパーフライ級王座をかけたフェルナンド・マルティネス対井岡一翔の試合のセミファイナルとして行われる。
堤はこれまでの6戦で印象的な活躍を見せており、今回の試合では才能あるパナマ出身のアルボレダと10回戦で対戦する。この試合は志成プロモーションによって主催され、5月11日に東京・大田区総合体育館で開催される。
「この試合は世界タイトルマッチへ向けた重要な一歩になるので、世界に自分の実力を示し、強い印象を残すような試合をしたい」と堤は『ザ・リング』誌に語った。「リングの中で自分の強さを証明するつもりです。」
非常に才能あるフライ級の鬼羅大牙(2勝0敗、2KO)は、元WBA世界ライトフライ級暫定王者のジャクソン・サパタ(11勝2敗2分、9KO)とフライ級8回戦で対戦する。また、この興味深い興行では、堤麗斗のフェザー級でのプロデビュー戦も予定されており、対戦相手は未定となっている。
堤駿斗(6勝0敗、3KO)は、2016年世界ユース選手権で金メダルを獲得し、2021年世界選手権で日本代表として出場した実績を持つ元アマチュアエリートで、2022年にプロ転向した。
堤には当初から大きな期待が寄せられており、デビューから8回戦を2連勝し、わずか3戦目で空位のOPBFフェザー級王座を獲得した。その後すぐに国際戦線へと駒を進め、衰えの見えた元WBAバンタム級王者アンセルモ・モレノを3回KOで下した。しかし、その試合で体重超過を犯し、JBCから6か月間の出場停止処分を受けた。復帰戦ではスーパーフェザー級に階級を上げ、鉄の顎を持つ元WBAスーパーフェザー級王者レネ・アルバラードを8回TKOで下した。
アルボレダ(20勝3敗、15KO)は2014年にプロデビュー。若い頃から才能を見出され、地元パナマで10連勝を飾った後、アメリカに渡ったが、レッキー・ドゥライに3回KOで敗れる番狂わせを喫した。帰国後は3連勝し、さらにアルゼンチンでも1勝を挙げた。
アメリカ再挑戦のタイミングとされ、タフなジェイソン・ベレスを12回判定で下すなど2勝を挙げたが、クリス・コルバートに11回TKOで敗北。その後は母国で3勝を重ねたが、ウィリアム・セペダに2回KOで敗れた。「ハイミート」はおよそ2年のブランクを経て、先月コロンビアで復帰戦に勝利している。
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