ハーレム・ユーバンクは、先週末マンチェスターで行われた
ジャック・キャテラル戦でのテクニカル判定負けを受け、試合中に「フェイクニュース」を流したとしてDAZNの解説チームを激しく非難した。
ブライトン出身のユーバンク(21勝1敗、9KO)とチョーリー出身のキャテラル(31勝2敗、13KO)の一戦は、AOアリーナで行われ、
7ラウンド開始直後に終了した。レフェリーのボブ・ウィリアムズは、偶然のバッティングによってキャテラルが負った傷が深刻すぎて試合続行は不可能と判断した。
ユーバンクも目の上にカットを負っていたが、試合がどちらの傷によってストップされたのかについて当初は混乱があった。リングサイドドクターは当初、キャテラルの傷については試合続行可能と判断していたが、最終的にレフェリーによって試合中止が決定された。
試合中の解説では、ユーバンク陣営が試合を止めたと示唆されたが、試合後、31歳のユーバンクはその説を完全に否定。DAZNの実況・解説チーム(アダム・スミス、ダレン・バーカー、サニー・エドワーズ、カール・フランプトン)が事実に反するストーリーを広めたと主張した。
「解説陣は『僕のコーナーが止めた』と言っていたけど、明らかに相手のコーナーだった」とユーバンクは語った。「試合中にたくさんのフェイクニュースや作られた物語が流されていた。叔父(クリス・ユーバンク・シニア)から『アウェーで戦うなら判定に委ねるな』と教えられていたから、それが作戦だった。後半はクリーンヒットも決めていたし、レフェリーに奪われた形だ。僕はあの試合を負けたとは思っていない。
僕たちは立ち上がって準備万端だった。僕のカットは軽いものだったし、僕の側のドクターは問題ないと判断していた。やる気も十分だった。止められたのは相手のコーナーで、僕には何の関係もなかったんだ。」
「あれは実況による作られた話だった。試合前に“中立”とされる解説者たちがキャテラルの控室にいて、リングサイドでも彼にアドバイスをしていた。そんなこと、今まで経験したことがない。カール・フランプトン…彼のファンだったけど、今夜は裏切られた気分だ」とユーバンクは語った。
試合はストップまでの間にそれなりの展開があったが、印象的なパンチを多く当てていたのはキャテラルであり、ユーバンクは何度も大きく空振りしていた。
それでもユーバンクは、キャテラルを追い詰めつつあり、ストップは時間の問題だったと感じている。
「僕は完璧に作戦通りの展開をしていた」とユーバンクは続けた。「彼のパンチを外させて、後半に代償を払わせるつもりだった。僕のチャンピオンシップファイトを見ればわかるけど、相手を仕留める時はいつもそうやって試合を組み立てる。なのに、レフェリーはキャテラルの続行を許さず、チャンスを奪った。
この業界には“馴れ合い”があるんだ。実況、控室、そのすべてに見て取れる。試合前にコナー・ベンを送り込んできたこともそう…ジャックは世界レベルの選手だけど、リングサイドで採点していた他の選手たちは全員引き分けと見ていたし、僕はこれからというタイミングだった。」