WBC クルーザー級王者バドゥ・ジャックは、以前からジェイク・ポールとの対戦が取り沙汰されてきた。

ポールは、この階級の“2 番目に年長の王者”であるジャックへのタイトル挑戦を狙い、WBC からランキング入りを得ようと働きかけてきた。

しかし現在、両者の対戦話はいったん停滞しているようだ。ジャックは土曜にノエル・ミカエリアンとの再戦に向かい、ポールは 12 月 19 日にアンソニー・ジョシュアという“ほぼ不可能ミッション”に挑む準備を進めている。

多くの識者と同じく、ジャックもジョシュアがポールに強烈な衝撃を与え、あっさり片付けると考えている。

「ジェイク・ポールは今“金になる男”だから、みんな彼と戦いたがる」とジャックは『ザ・リング』に語る。「ジェイク・ポールは確実にこのスポーツに良い影響を与えている。ビッグイベントを作り、女子ボクシングにも貢献している。

でも、彼は“イージーマネー”だ。大金が入る簡単な相手だよ。AJ と戦うことは認めてあげないといけないけど、ジェイク・ポールが AJ と半ラウンド以上持つとは思えない。たぶん（あっという間に終わるだろう）。

AJ は大きな名前だし、ビジネス的には理にかなっている。でも（ポールの）キャリア的には意味がない。AJ がきっちり仕事を果たすことを願っているよ。」

ジャックは、将来的にタイトルの有無にかかわらず、条件が合えばポールとの対戦に前向きだという。

一方ジャック（29勝3敗3分、17KO）は、42歳にしてより大きな試合を掴み続けるためにも、まずは今週末のノエル・ミカエリアン（27勝3敗、12KO）戦を突破しなければならない。

ジャック対ミカエリアンはロサンゼルスのエイス・ミッション・スタジオで開催され、Bash Boxing と 555 Media の「Championing Mental Health 2」のメインを飾り、PPV.com（29.95ドル）で配信される。

Manouk Akopyanは『ザ・リング』のリードライター。X とインスタグラムで @ManoukAkopyan をフォローできる。