ヒルベルト「スルド」ラミレスが再び万全の状態となり、リング復帰の準備が整った。
WBA・WBOクルーザー級王者のラミレスは、6月にユニエル・ドルティコスとの
タイトル防衛戦で判定勝ちを収めた直後、
7月に右肩の手術を受けていた。
「ザ・リング・マガジン」の取材によると、ゴールデンボーイ・プロモーションズはラミレス(48勝1敗、30KO)に対し、1月16日に調整試合を用意しているという。対戦相手が決まり次第、その試合はカリフォルニア州パームデザートのアクリシュア・アリーナで行われる、アレクシス・ロチャ対ラウル・クリエル第2戦のアンダーカードとして実施される予定だ。
ラミレスは、ヘッドコーチのジュリアン・チュアとともに、カリフォルニア州ノースハリウッドのブリックハウス・ボクシング・クラブで月曜日からトレーニングキャンプを開始し、復帰戦に向けた準備を進める。
ラミレスの計画について直接情報を得た関係者が「ザ・リング・マガジン」に語ったところによると、メキシコ・マサトラン出身の34歳サウスポー、ラミレスは、2026年に予定されるタイトル統一戦の流れに向けて、その前に肩の状態を100%に戻すことを最優先にしているという。
RingおよびIBF王者の
ジャイ・オペタイアは、
12月6日にフセイン・ジンカラを相手にタイトル防衛戦を行い、WBC王者のバドゥ・ジャックはその
翌週の12月13日にノエル・ミカエリアンとの再戦に臨む。ラミレスが1月に試合を行うことで、他の王者たちと同じスケジュールに並ぶことになる。
ラミレスは2024年3月、ロサンゼルスで
アルセン・グラムリアンに判定勝ちを収めWBA王座を獲得し、同年11月にはサウジアラビアで
クリス・ビラム=スミスに判定勝ちを収め、WBO王座も手にした。
ラミレスは、2021年に
ドミトリー・ビボルに敗れて以来、4連勝中と勢いを取り戻している。
またここ数カ月の間に、
ライトヘビー級王者のビボルと
デビッド・ベナビデスによるクルーザー級での対戦実現にも意欲を示している。
Manouk Akopyanは「ザ・リング・マガジン」主任ライター。XおよびInstagramの@ManoukAkopyanがフォローできます。