ゲンナジー・ゴロフキンの名前が正式に国際ボクシング殿堂の投票リストに掲載されるまで、十分な時間が経過した。

現在、有権者たちは元ミドル級王者が殿堂入りにふさわしいかどうかを検討しているが、その中に明確に「ふさわしくない」と考える人物が一人いる。

「トリプルGには本当に偉大な勝利がない」とライアン・ガルシアは番組『Inside The Ring』の最新エピソードで語った。「殿堂入りさせるのは少し難しいと思う。俺には彼が殿堂入りする選手には見えない。そういう評価は与えられない。」

現在、ゴロフキン（42勝2敗1分、37KO）は静かにその運命を待つしかない。しかし、その戦績を見れば、歴代の偉大な選手たちと並ぶほどの内容である。彼は2度にわたってミドル級王座を獲得し、160ポンド級のタイトルのうち一つを除くすべてを保持した。また、その王座をおよそ10年間保持し、かつては23試合連続でKO勝利を収めたこともある。

それでも、圧倒的な成功にもかかわらず、ゴロフキンのキャリアを悩ませたのは、信頼できる対戦相手の不足であった。カネロ・アルバレスとの三部作を除けば（公式記録上はいずれの試合も勝利できなかった）、ゴロフキンは著名な選手との対戦で苦戦した。

その戦歴にスター性が欠けている点は、ガルシアにとって大きな問題である。しかし、5月にロランド・ロメロに番狂わせで敗れ、自身のキャリアを立て直そうとしているウェルター級コンテンダーとしての彼は、ゴロフキンの歩みを完全に否定するつもりはない。

「彼に認めたいのは、長い間ボクシング界のスーパースターであり続けたということだ」とガルシアは認めた。「それについては評価する。」