ガラル・ヤファイは、6月21日にメキシコのフランシスコ・ロドリゲスJrを相手にWBC「暫定」フライ級王座の防衛戦を行うことで、世界王座戦への道を一歩前進させる。
バーミンガム出身で東京2020オリンピック金メダリストのヤファイは、昨年11月にサニー・エドワーズを6ラウンドでストップして以来のリング復帰となる。
その勝利はヤファイ(9勝0敗、7KO)にとって飛躍の一戦となり、今回はさらに格上のベテラン、エディ・レイノソの指導を受けるロドリゲスJrとの対戦に挑む。
ロドリゲスJr(38勝6敗1分、26KO)は、かつてストロー級でWBOおよびIBFの統一王者として君臨したが、スーパーフライ級では井岡一翔や中谷潤人との試合で王座奪取に失敗している。
この試合の勝者は、WBCおよびWBAフライ級(112ポンド)王者であり、『The Ring』誌のパウンド・フォー・パウンドランキング第10位でもある寺地拳四朗への挑戦権を手にすることになる。
この大会はバーミンガムのBPパルス・ライブ・アリーナで開催され、全世界でDAZNを通じてライブ配信される予定である。
同興行では、シャバズ・マスードとピーター・マクグレイルが、マスードの保持するIBOスーパーバンタム級王座をかけて対戦。また、コナー・ウォーカーは英国ウェルター級王座の防衛戦でリアム・テイラーと拳を交える。
マスードは6か月前、リアム・デイビスを破ってIBO王座を獲得。英国147ポンド王者のウォーカーは、今年1月にハリー・スカーフを11ラウンドでストップし、ロンズデール・ベルトを手にした。
さらに、来るパリ2024オリンピック代表のパット・ブラウンも登場。先月プロデビュー戦でフェデリコ・グランドーネをストップしたばかりの彼が、6月21日に再びリングに上がる。
このほか、ハムザ・ウディン、イブラヒーム・スライマーン、アーロン・ボーウェンらもアンダーカードに登場予定である。