ザ・リング・マガジンの2024年最優秀選手に選ばれたガブリエラ・フンドラが、2025年の初戦を圧倒的な内容で飾った。フライ級の4団体統一王者であるフンドラは、マリリン・バディージョを難なく下し、タイトルを防衛した。
フンドラ(16勝0敗、8KO)は6ラウンドにわたって圧倒的なパンチを浴びせ続け、最後はストレートの左をクリーンヒットさせ、バディージョ(19勝1敗1分、3KO)をダウンさせて試合を決めた。
レフェリーのルディ・バラガンは、6ラウンド1分44秒の時点でバディージョ陣営の要請を受け、試合をストップした。
様子見の第1ラウンドを経て、フンドラはギアを一段上げ、小柄なバディージョを圧倒した。身長5フィート9インチ(約175cm)のフンドラは、6インチ(約15cm)のリーチ差を活かし、118発のパンチをヒット。一方のバディージョは額にこぶを作りながらも21発しか当てることができなかった。
この試合は、カリフォルニア州オーシャンサイドのフロントウェーブ・アリーナで開催されたDAZN配信のゴールデンボーイ・プロモーションズ興行のメインイベントであり、新設アリーナでの初のボクシングイベントとなった。
23歳のフンドラは、タイトル戦線での直近5試合のうち4試合でKO勝利を挙げている。
今回の試合では、約−2500という圧倒的なオッズでの本命としてリングに上がったフンドラに対し、共同プロモーターのオスカー・デ・ラ・ホーヤは「スウィート・ポイズン(甘い毒)」こそが“地球上で最も優れた女子ボクサー”だと称賛した。
Manouk Akopyanは『ザ・リング・マガジン』の主任ライター。X(旧Twitter)およびInstagram:@ManoukAkopyan をフォロー。